この頃って、「電子立国日本の自叙伝」なんかが一番分かりやすいんですけど、日本の黄金時代だったなーと。家電を含む電機業界、いわゆる弱電も重電(日立、東芝)も一緒くたにした総合電機も含めると、1億3千万人の人口の国によく、こんな11社もあったもんだなーと思うくらいで、あの頃の日本は最強だったなーと。海外からパクッって自分のところの味付けをしていても、市場は腐るほどあったんですよね、この時代は。松下電器がマネシタ電器と言われても、その品質の良さは折り紙つきでしたからね。
1)日立製作所
2)ソニー
3)パナソニック
4)東芝
5)NEC
6)富士通
7)三菱電機
8)三洋電機(現パナソニック)
9)シャープ
10)日本ビクター (実質パナソニックの子会社)
11)パイオニア
確か、私の記憶によると、くろねこヤマトの宅急便のヤマト運輸の創業者である小倉昌男氏は、その宅急便というビジネスモデルをアメリカでDHLだったか、FEDEXだかを見て気づき、同じくアメリカの アライド・ヴァンラインズ社と提携してノウハウを吸収したという記憶があります。ホント、基本的に海外では、日本人の発想では考えられないことが行われていたり、更には普段当たり前だと思っていることが当たり前ではないことに気づかされますが、数十年前までは、欧米の企業が結構手本になり、そこからさまざまなノウハウを吸収し、独自の地位を獲得した企業も多いと思います。
いま、まさに東南アジアでは、日本で20年前、30年前に起こったことが再現されており、マレーシアのルックイースト政策が代表的ですが、雁行型のキャッチアップ型経済が日本を手本にして行われており、すさまじい勢いで日本で成功したビジネスモデルの展開が行われています。これは、日本市場が少子高齢化によって縮小しており、更には人件費等の高止まり、市場として成熟しつくしてしまって競合相手が極めて多いことなどの要因から、糞詰まりとも言えます。
まだ、世界を探せば、このようにヒラメキは隠されており、様々なビジネスがあると思うのですが、小売業界は大手資本の寡占状態であり、貿易も商権はほぼほぼ有力会社に抑えられてしまった現状を踏まえると、10年、20年前とは時代は大きく変わっちゃいましたね。活路があるとすれば、IT系やネット系でしょうが、余りにも陳腐化の早い分野で変化の早い分野なので、5年以内にごっそり稼ぐくらいの気持ちがなければ難しいかなとドンキとムスタファを分析して思いました。
まぁ、初めてドンキホーテに行ったときは、あの圧迫感のある圧縮陳列は本当に圧倒されましたね。そして、迷路のなかを進んでいくと、お目当ての商品があるという、達成感、本当にマーケティングがうまいですわw
まぁ、初めてドンキホーテに行ったときは、あの圧迫感のある圧縮陳列は本当に圧倒されましたね。そして、迷路のなかを進んでいくと、お目当ての商品があるという、達成感、本当にマーケティングがうまいですわw
●ムスタファのHP
http://www.mustafa.com.sg/index.asp
●ドンキホーテのHP
http://www.donki.com/index.php
●統計が語る人口ボーナスと雁行型経済
http://www.akudaikan.com/2012/03/blog-post_17.html