2023年10月16日月曜日

イーロン・マスクがツイッターの次にXビデオを買収したら?

イーロン・マスクは Xという言葉が大好きで、スペースエックス、そして、ツイッターすらエックスに変えてしまいました。次は、エックスビデオを買収するかもしれませんね。

エックスビデオは、本当にビジネスモデル的には、ユーチューブのそっちバージョンで、知る人ぞ知るものです。世界共通で、この言葉で、話が盛り上がるくらいです。イーロン・マスクが買収してくれること、期待します。

2023年3月5日日曜日

インフラの危機【笹子トンネルに始まるインフラ劣化の顕在化】

 首都高速が3000億円を超える直近の更新費用の概算を提示したことには全く驚きませんでした。試算では、兆円単位のコストがかかると言われており、緊急的なものの対策を行っていても、モグラたたきのように次々とその更新タイミングが訪れて来て、終わりが全く見えないエンドレスの様相となっています。

アメリカでは橋の劣化が日本より以前に言われていましたが、それを日本は知っていながら対策をとってきませんでした。笹子トンネルで死亡事故が起きてから、いよいよ世論におされる形で対策を取ったわけですが、これは初めからわかっていたことです。日本は、欧米諸国に比べて、自然条件が厳しく、更に急峻な地形であることから橋やトンネルなどの構造物が極めて多く、建設費用も高くついていましたが、維持管理コストもさらに高くつくものとなっています。

直下型地震や南海トラフ地震など、これから確実に訪れるであろう大震災を前に、耐震補強がどれだけできるかも気になりますが、震災が起きたときにどれだけ迅速に復旧ができるか、被害を最小限に抑えられるかも気になりますが、その後の復興プランがどれだけ政府や自治体で共有されているかも気になります。BCPが言われて久しいですが、インフラは国家100年の計とも言われるように、それ抜きでは経済活動もままなりません。外環は調布での陥没事故でずっと工事が止まっていますが、あれが開通していればどれだけ渋滞が減ったことか、更には災害時のバックアップとして機能するのか、とても悔やまれます。

2023年1月4日水曜日

Youtubeの一般化とテレビの衰退【情報弱者の行方】

 マスメディアの衰退が著しいなと思ったのがここ10年くらいです。ホリエモンが、通信とメディアの融合と言って、フジテレビを買収しようとしていたのは、本当に先見の目があったなと改めて思うのと同時に、インターネットが起こした革命というのは半端ない革命力があったなと今更ながら思います。

何が一番すごいかというと、今まで一方通行であった情報発信が、世界中誰でもどこからでも情報を発信できるようになったことです。今までは限られたメディアがテレビやラジオを通じて情報を発信していましたが、今はYoutuberなどの個人が情報を発信しており、ツイッターなどのSNSなどもそのツールとして当たり前になりました。

本当にスゴイ時代になったなと思うのと同時に、いままで情報が操作されていたんだなと気づく人も多くなったわけです。情報弱者は、現在でもたくさんおり、情報の非対称性はまだまだあるんだなと思っていますが、いまはちょっと調べれば、正しい情報も間違った情報も簡単に得ることができます。しかし、それを判断できる能力はまた別物で、間違った情報を信じてしまう人もかなり多いわけです。

それがこれからどうなっていくか、楽しみではありますね。

2023年1月3日火曜日

2023年はどんな年になるのか?【激動】

2022年は、今までに経験をしたことのない変化が立て続けにあり、驚きの連続でした。ロシアのウクライナ侵攻にはじまり、モノ不足、インフレ、そして、3割近い為替変動等、いかに今まで平和な時代が長く続いたのか、私達が平和な国に生きているのかを感じた次第です。

改めて、自分は平和ボケしていると感じると同時に、歴史を振り返ると混乱していた時代のほうが圧倒的に長かったなかで、平和な時代を過ごせたのだなと実感しています。穀物などの商品市況が、スーパーサイクルに入ったと言われますが、過度に最適化された生産や物流、更には最適地生産が進んだおかげで、リスクもその分増え、今回のように一つのイベントがドミノのように、連鎖するリスクを実感しました。さらにデリバティブのような金融派生商品が、実態以上の市場規模を作り出し、ほんの少しのことで値幅が極めて大きく動き、それが波乱要因になっています。

リーマンショック、そしてコロナ禍で緩和に継ぐ金融緩和で、世界は金余りになりましたが、モノ不足に起因するインフレで、物価上昇は半端なくなり、金利をあげて、火消しに走ったわけですが、今年はその影響で、アメリカは不況になると多くの方が明言しており、おそらくその通りになるでしょう。グーグルやアマゾン、フェイスブック(メタ)は既にそれを見越してリストラに着手をし、いままで膨らみ続けてきた人員を整理してダウンサイジングをし、これから訪れるであろう嵐に向けて準備をしています。やはり、FRBがインフレ退治のために利上げしたことが一番の原因でしょうし、金利に景気は敏感で、紐によく例えられ(引くことはできても、押すことはできない)ますが、景気を冷ますのはできても、景気を刺激することはなかなか難しいのです。

日本はエネルギーや食料を始めとする資源を輸入に頼っているため、海外からの影響をモロに受けることになると思いますが、それと併せて安全保障の問題もクローズアップされます。ロシアのウクライナ侵攻を横目に、北朝鮮の脅威、更には中国の脅威があり、近々に起こるであろうと予測される台湾侵攻も視野に入れた軍事費増強の話が出ていますが、あながち、絵空事ではないと思っています。

今までが平和すぎただけで、これからはいわゆる、北斗の拳の世界がいつ訪れてもおかしくないと思っています。日本がすぐそのような状況にはならないと思いますが、世界を見渡すと治安の悪い国がかなりを占め、日本のように女性が夜中に平気で外出できる国のほうが圧倒的に少ないのは事実です。

昨年は、本当に激動の時代でしたが、今年はもっともっと色んな意味で変化の多い年になると思っています。技術面の変化においても、ディープラーニングを始めとするAI技術の加速度的な進化、さらに分析技術やリバースエンジニアリング、技術の蓄積がネットワーク化することによって加速し、派生技術が凄まじい勢いで生まれています。これは、デジタル革命がいよいよ序章から本章に入り、世の中を変えるような動きになるかと思っています。

コロナ禍がそのトリガーを引いて、その動きを早めた訳ですが、ロボットやコンピュータ技術の進化が、今までにない世の中を作っていくことは間違いのないことですし、そのスピードはとどまることをしらないとすら思ってしまいます。

2022年10月1日土曜日

かっぱ寿司の社長が機密情報持ち出しで逮捕

 日本の多くの会社は、営業機密の扱いが本当に緩いなと思うことが結構あります。あとは、半導体のことで思ったんですけど、あのようなものは国策として取り組むべきで、もっと国が手動して、権利の保護や業界の保護をすべきだと思うんですよね。

それにしても、カッパ寿司の事件は驚きました。きっと、内部で誰かがリークをしたのでしょう。

2022年1月3日月曜日

原発の復活とお釈迦ポンの再エネ【もう後戻りはできない】

 天然ガスと原発をクリーンエネルギーに含めると昨日の新聞で目にしました。はじめから分かっていたんですよね、不安定な太陽光や風力がメインのエネルギーになるわけ無いって。ほんと、雰囲気だけつくって、あとになったら、お手上げでできませんて、幼稚園児や小学生じゃないんだからと思います。

日本のエネルギー政策もずっと海外にふりまわされっぱなしで、本当にハムスターが経営してるんじゃないかと思うほどアホなことばかりを繰り返しています。発電所を作るのには、数ヶ月ではできず、数年の時間を要します。原発は、10年、20年単位の時間がかかります。気づいた頃には手遅れです。

水素や蓄電池など、明るい兆しが見えますが、技術革新の時間がかかりすぎるため、停電などが今後はバンバン起こるでしょう。ほんと猿以下だな。

2022年1月1日土曜日

激動の年【技術革新、インフレや災害、原発の復活】

 コロナがはじまって2年。世の中を大きく変えました。今までなかなか壊れなかったものをあっという間に壊してしまい、スゴイ勢いで世の中を変えました。そこで改めて、強いなと思ったのがIT関係。コロナがその導入を加速させたと言っても良いと思います。

ドットコムバブルから20年。当時はインターネットの普及率が1割ぐらいから一気に5割ぐらいまで増えた記憶があります。その立役者は、なんと言ってもIモードを始めとする携帯電話。一気に国民がネットに繋がりました。そして、スマホの登場としてのiPhone。これが2007年だったと記憶しています。そこから加速が始まり、2013年頃には、国民の殆どがネットに繋がったと言っても過言ではないと思います。今では、国民のほぼ全てがネットに繋がったと言えるでしょう。つまりインフラになってしまったのです。

情報革命が起こり、そこで、世界的な規模のコロナが起こってしまい、一瞬、経済が寸断されてしまいましたが、その後は、需要の盛り返しなどで、インフレが顕著となってきました。さらには、SGDs詐欺とも言える、脱炭素の流れはエネルギーの世界も大きく変えています。一時期は、世界のエネルギー業界を牛耳ってきたセブンシスターズと呼ばれる石油メジャーが、再生エネルギーの流れに押されて、今では害悪ともされているからです。それにしても、金融関係の恫喝とも言える圧力は強烈だなと改めて思いました。なんせ、投資や資金が入ってこないような流れを作ってしまったからです。

その一方で、再生エネルギーに偏ってしまっては、停電が頻発すると思っています。なにせ、不安定な自然エネルギーに頼り、それをベース電源とすることは危険極まりないと思っています。スペインでは、再エネの優等生と言われていましたが、風が弱くて、発電量が大幅におちたとか、想定外の厳冬で、暖房需要が増えたため、停電がドイツで起きたとか、想定外のことがバンバン起こっているからです。ドイツは原発をやめると言っていますが、お隣のフランスから電力を購入しており、この電気は、殆どが原発で作られたものです。フランスの電源構成は歪で、原子力発電が8割ぐらいを占めています。

cop26のグラスゴー会合では、マクロン大統領が、原子力の増強についてアドバルーンを上げて、伏線をひきました。つまり、とっくの昔に、再エネがダメダメで、原子力がベース電源となるのがわかっていて、ある程度、再エネの流れを作って、それが不安定すぎて、世の中に混乱を起こすので、原発しかないという、いわば消去法の答えなのです。

日本は、投資を怠ってきたこと、更には世界の潮流を読み誤ってきたこと、戦略を間違ったことで、とてつもない代償を払うことになります。なにせ、ビジネス用語は、戦略とか兵站という言葉が当たり前にでてくるように、戦争用語が日常語である理由は「金取ゲーム、金取戦争」なんです。経済の戦争なんですよ。