シェルガス革命があり、北米で続々と新プラント計画が進んでいますね。個人的には、液体燃料と固形燃料、気体燃料の違いがその運用に大きな差をもたらすと考えています。私たちが普段、使う常温域は、摂氏5度くらいから35度くらいじゃないかなと思います。ただ、ある程度マイナスになっても、飛行機みたいに超高高度を飛んで、燃料が凍ると言うようなことは無いので、ケロシンのような高純度のものは通常は必要ないと考えています。
なぜ、世の中が液体燃料にこだわるかと言うと、答えは一つ「扱いやすいから」なんですよね。車のガソリンタンクにしても、石油備蓄基地にしても、LNGの基地にしても、受け入れが簡単にできますし、荷役作業もパイプを繋ぐ作業が人手が要るくらいで、あとはポンプで圧をかけてやれば、勝手に荷役ができます。これが石炭だったらどうでしょうか?大規模な保管場所と荷役設備が必要ですし、クレーンのオペレーターも必要です。また、パイプラインではなくベルトコンベアであるため、広い場所が必要です。また、燃えた後のカスを捨てる場所なども必要ですし、脱硫の設備も必要となってきます。あとは、頻繁とは言えませんが、火災が貯炭場で起きるので、その対策も必要です。それを考えると石油やLNGなどは、危険物ではあるものの、扱いやすさで言ったら、ピカイチな訳です。何と言っても、車の燃料タンクに簡単に給油できますし、流体ですので、簡単にエンジンに運ばれます。保管も容易ですね。長い年月、放置しておくと確かに水などが混じったりしますが、それでもその保管の便利さと言ったら石炭などの固形燃料に比べると遥かに大きいと言えるでしょう。
保管の便利さ以外にやっぱり気になるのは、原油の油田やガス田がある中東地区からの輸送でしょう。原油は、タンカーにそのまま積めますが、ガスはそのまま積むより、液化した方が体積が大幅に減るため、空気を運ぶと形容されるガスを運ぶ輸送よりも効果的なのです。都市ガスを使っていない地域であれば、LPGと呼ばれる液化プロパンガスも液化によって体積が大幅にへるものの一つです。LNGは液化天然ガスのことですが、マイナス162度まで圧縮して冷やすと体積が600分の1になります。冷却のために、莫大なエネルギーを消費しますが、カタールなどの大ガス産地から日本へ運ぶには、ヨーロッパやロシアにあるようなパイプラインと違い、海にも引くにも長すぎますし、多くの国を急峻な山岳地帯を経由して引くにも無理があります。従って、船舶での輸送と言うことになりますが、LNG(Liquid Natural Gas)やGTL(Gas To Liquid)などの技術が注目を浴び、実用化されている訳です。LNGは既に多くの場所で使われているため、あまり説明は必要ないと思いますが、GTLはマレーシアのビンツルでオイルメジャーのシェルが実証プラントを作り、その後は、カタールで巨大プラントが作られています。ガスから人造石油を作ると言うことで、分子構造を組み替える訳ですが、その製造過程で大量にエネルギーを消費することから、熱量換算で60%程度しか残らないということです。BTL(Bio To Liquid)やCTL(Coal To Liquid)など、他にも液化技術はありますが、ガスの液化と概念的には同じです。
一番、期待できるところとしては、石炭の液化技術ではないでしょうか。なにせ、可採年数が石油や天然ガスとは桁違いにあり、世界中に分布しているからです。日本のように、海底炭田のような採掘コストの高いところは、商業ベースにのることはなかなかないと思いますが、インドネシアやオーストラリアのように露天掘りができるところであれば、コストはべらぼうに安くなるため、原油の価格が高止まりしている今日、商業ベースが期待されるところでしょう。日本はメタンハイドレードが太平洋側にも日本海側にも多く存在していますが、燃える氷のメタンハイドレードが原因で、環境に大きな影響を与え、地震などの災害などを誘発してしまう可能性があるため、その計画には注意が必要です。
液体燃料と言う運ぶにも保存するにも効率が良いものが現在では、重宝されているわけですが、電気を保存する蓄電池の技術がより進んだり、後は水素燃料の安全性が担保されて取扱が容易になればとかいろいろ将来のエネルギー革命について考えるわけですが、それよりも熱効率という現実的な問題の方がより効率が高くなるケースが多いということも忘れてはいけません。理由は、原子力発電は、その素材の耐熱温度の関係もあり、熱の7割近くを捨てています。通常の火力発電ですと、約6割の熱を捨てています。これが、コンバインドサイクルになると4割程度に減りますが、それでも半分程度の熱を捨てているのです。車に関しても、ディーゼルエンジンは熱効率が高いものの、それでも半分の熱を捨てているのも同様で、その熱を有効利用できるのであれば、エネルギー効率は圧倒的に上がるのは言うまでもありません。
最終的には、やっぱりゼニ・カネの問題なんですよね。どう、商業ベースに乗せるかって言う。ただ、その商業ベースって言うのも、油の価格が上がれば、一気に採算に乗るようにもなります。代替燃料の開発のインセンティブが働くようにもなりますからね。金の力は、やっぱり強いです。
えちごやBlog。シンガポール在住時に書き始めました。越後屋から悪代官になれる日を目指し、備忘録的に思いつきで日々の雑感を書いている越後屋ブログでありんす。腹黒満載の真っ黒くろすけなので、ある日突然、タイトルが「あくだいかん日記」になったら、そういうことだと思ってください。 かしこ
2014年7月26日土曜日
2014年7月20日日曜日
新東名・新名神の開通効果と無駄な猪瀬ポール【高規格高速道路による大動脈の完成効果と貢献度は大きい】
新東名と新名神を走りましたが、本当にむちゃくちゃ走りやすいの一言に尽きますね。設計速度が140KMで、坂などの勾配が相当ゆるく、カーブも少ないので、運転の疲労度は相当少なく、あとは車の燃費にも相当優しいと思います。燃費の削減効果は、4%~7%に及ぶとでており、長距離トラックでは、年間数十万円単位の恩恵になるでしょう。あとは、渋滞がだいぶ解消されたことで、機会損失が少なくなったことでしょうかね。さて、一方で、新東名を走ったひと多くの人が持つ感想としては「猪瀬はアホ」と言う共通の感想があるようです。これから建設をする区間を建設費削減のため片側2車線の合計4車線にするなら、百歩譲って理解できますが、既に片側3車線、合計6車線の完成している区間をポールやブロックを後から置いて、更には白線まで引きなおして、片側2車線に戻しているのですから、アホの極みです。むしろ、無駄なお金が発生していますから、本末転倒なんですよね。舌鋒鋭く、道路公団をあれだけ追求しておいて、解体に追い込んだのにも関わらず、例の徳州会からお金を貰ったことで、自分が追及されたら、支離滅裂な答弁に終始し、嘘がばれたことから辞任に追い込まれたのは、皮肉ですね。個人的には、辞任で幕引きをするのではなく、猪瀬が公団を解体した時に突っ込んだように、ブーメランで徹底的に真相を究明し、刑事告訴等をしてもらいたかったですね。自分のことは棚に上げてと思われている人は結構多いと思います。それに、公団を追求したのは、売名行為だったんでしょう。
さてさて新東名については、現在の御殿場から浜松いなさまでの144.7KMの区間で2兆6千億の費用を投じており、現在建設中の愛知や神奈川の区間を合わせると4兆4千億で253KMになるということです。正直、アクアラインや地方の高速の費用対便益・費用対効果を考えると列島の大動脈ですから、極めて大きいと思っています。正直、猪瀬が邪魔をしなければ、もっと快適な道路になったはずなんですけどね。
私が思うに、幹線と言うのは、まさに動脈であり、太平洋ベルトは、日本列島の大動脈ですから、優先的に予算を配分すべきだと思うんですよ。それに、納税者のことを考えたら、東京が一番であるため、当然のことですが、そこに一番お金を使うべきであると思うんですよ。それが、地方交付税交付金などによって地方にばら撒かれていることが大きな問題なんですよね。確かに、全部が全部不必要と言うわけではありませんが、100円を稼ぐために、1万円を使っていると言うことが地方では起こっています。東京と大阪間であれば、利用者は相当数いるため、新幹線にしても、高速道路にしても多少お金がかかってもやるべきだと思っています。特に新東名は、下記のリンクの首相官邸の資料からも明らかですが、費用対便益比をみると、神奈川区間は5、愛知区間でさえ3と、静岡区間はどこも8~12となっており、将来的に人口が一億人を割っても、黒字は確保できると考えています。正直、何兆円もコストをかけたとしても、その乗数効果は極めて大きく、波及効果も極めて大きなものになると思います。一番は、渋滞の解消でしょうけど、これは、東京の三環状が機能しないとその効果も限定的なものになりますからね。
ただし、中央リニアとなると話は変わってきますね。あれは、新幹線と全く互換性はなく、しかも新幹線に比べて乗れる人が少なくなり、さらに電気も相当食うと。確か、JR東海の社長もボソっと言っていたと記憶していますが、採算性の面では期待はできないだろうと言うことですが、東海道新幹線のバイパスとしては、建設のメリットはあると思います。私は、東京と名古屋間は既に1時間弱で結ばれているのですから、リニアによるメリットはそれほど大きくないと思っており、新幹線方式で建設した方が良いと思っていたんですよ。今までの技術の蓄積もありますし、他に乗り入れも可能だと。中央リニアの建設を急ぐ理由としては、東海道新幹線が、建設から半世紀も経っており、大規模メンテナンスが必要な時期が眼前に迫っていると言う話があります。それから、大災害ですね。海に面したところに走っており、しかも東海地震がずっと前から言われていますし。個人的には、災害は、完全な不可抗力ですから仕方ないと思いますが、施設の老朽化などによる長期間の運休はなかなか受け入れがたいところがあると考えていることから、中央リニアの建設を自己資金ででもやりたいと決めたのでしょう。
今後、新東名と新名神が続々と繋がることとなり、その効果の程が明らかになる訳ですが、おそらく、機会損失や事故の減少などの便益が相当大きくなるはずですから、建設を決めた英断と言うのは評価される筈です。なにせ、物流には相当負荷がかかっており、ジャストインタイムの要請もそうですが、ネット通販の躍進により、15年前に比べて、個人の物流は倍以上に増えたと言います。ですから、猪瀬ポールや猪瀬ポールの姉妹品としてある猪瀬ブロックという本線で邪魔をしている構造物を早急に撤去すべきだと思うんですよね。愛知県のトンネルなどは、既に、片側2車線の規格で完成をしてしまっており、片側3車線には戻せないような状態になっており、将来に思いっきり禍根を残すと考えています。日本の人口は劇的に減り、その構成も高齢者が圧倒的に多くなりますが、製造業の集積地の愛知県や東京・大阪と言うのは、全部が全部簡単に限界集落になるわけではなく、太平洋ベルトの中心として今後も存続するからです。それ以外の地方は、極端に限界集落化が進み、交通弱者が多数発生し、物流コストや生活コストが極端に跳ね上がり多くの人が近代的な生活が維持できなくなり、自給自足の生活を余儀なくされるか、都市部に移住せざるを得なくなると思います。その意味では、自分の故郷を捨てると言うことに大きな抵抗はあるとは思いますが、災害復旧を限定的にし、東北の被災者の方に、都市部や都市周辺部への移住を勧めた方が効率的だと思います。
東京の都心部は、慢性的に渋滞をしていますが、3環状の圏央道、外環、中央環状線が繋がったら、相当渋滞は減ると思います。あとは、横浜南線ですかね。それが繋がったら、交通量に余裕がある首都高速の湾岸線に直結することにより、保土ヶ谷バイパスの渋滞も減らすことができますし、東名の渋滞が頻繁に起こっているインターの交通量の分散や減少に貢献することだと思います。この辺は、強制執行をしてでも、さっさと進めてもらえれば、渋滞による機会損失も相当減ると思うんですけどね。中央環状線の環七の区間が渋谷まで繋がっただけで劇的に糞詰まりの区間がなくなった訳ですから、品川線が開通したらその効果はもっともっと大きいだろうと思いますよ。おまけに、外環と圏央道が繋がるとなればとてつもなく、渋滞は解消されるのだと思います。
個人的には、不法滞在に近い外国人に対して生活保護を大盤振る舞いしたり、日本のお金を使って、日本のためにならない留学生にお金を使っているというような全くもって無駄なことを削減すべきなんですよね。サービス業で働いている日本語がまともに話せず、コミュニケーシュンが取れない外国人を日本に住ませるより先に、生活保護を受けている外国人を働かせるべきだと思います。それができなければ、なぜ本国に強制送還をしないのでしょうか?正直、働くより、生活保護を貰うほうが楽だからという現実があるのでしょうが、役所がこのようなところから厳しく是正すべきだと思います。なぜ、まじめに働いている人間のほうが、生活保護を受けている人間より大変な生活を強いられるのか、その逆転現象を解決すべきです。本来なら不法滞在の外国人は、本国に強制送還するのが世界のまっとうな国の取っている手段だと思うのですけど。ヤフーのオークションでも、まともにコミュニケーションが取れない人がおり、更には相手に不便を強いる人が相当数います。外国人すべてが悪いと言う訳ではありませんが、そういう人が目に付き、実際に犯罪性向が高いという事実もあります。なぜ、本来保護されるべき人を保護しないで、ゴネ得の外国人を保護するんでしょうかね。行政の能力に疑問を持ちます。本当に、必要な公共事業を批判するより、こっちを先に解決する必要があると思います。
ちなみに、新東名の建設費である2兆6千億ものお金は、平成不況で落ち込んだ建設需要を補うためにも、建設労働者に賃金が行っており、それらの多くが再消費として広く日本経済に貢献をしていますが、外国人に対する大盤振る舞いでは、このお金じゃ利かず、国内消費に回っていない可能性があります。もっと自国民のことを考えてくださいよと思います。個人的には、技術の蓄積って基礎研究とかは、20年、30年単位の時間が必要ですし、応用にしても、1年や2年ではリカバリーはできません。あとは、日本の将来を担う若者の教育ですよ。これが、気づかないうちにじわじわと骨抜きにされていると。製造業も日本の国内が空洞化して、場合によっては日本でも外人ばかりというところもあるそうです。経営者は、目先の利益で、リストラをして、非正規雇用に切り替えるという策をとっていますが、これじゃ、将来はありませんよ。なぜなら、非正規雇用の人たちは、エンドユーザーとしてかなり製品の購買層となっていると思うんですよ。おまけに消費性向も高いと。これを解決するには、数十年単位の時間がかかりますね。あとは、財政の欠陥ですけど、これは、よほどのウルトラCが出ない限り、一度破たん処理をしないと無理です。技術面でのレベル低下や技術流出による影響も、ある程度の回帰が将来的にみられると思います。理由は、ドイツ人と日本人以外で、高度な製造業は無理だと考えているからです。コモディティ化されたもので、ある製造設備さえあれば、誰でもできてしまうもの以外は、将来的にドイツや日本への回帰する流れが今後はある程度でてくると思います。それらも踏まえたうえでの将来の国づくりを考えて、列島の大動脈のことを考え、日本国民の育成を考えてもらいたいもんですよ。
●新東名(静岡県)インパクト調整会議
http://www.shintomei-shizuoka.net/6meffect/08.pdf
●費用対便益
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/road/kondankai/1siryou1.pdf
さてさて新東名については、現在の御殿場から浜松いなさまでの144.7KMの区間で2兆6千億の費用を投じており、現在建設中の愛知や神奈川の区間を合わせると4兆4千億で253KMになるということです。正直、アクアラインや地方の高速の費用対便益・費用対効果を考えると列島の大動脈ですから、極めて大きいと思っています。正直、猪瀬が邪魔をしなければ、もっと快適な道路になったはずなんですけどね。
私が思うに、幹線と言うのは、まさに動脈であり、太平洋ベルトは、日本列島の大動脈ですから、優先的に予算を配分すべきだと思うんですよ。それに、納税者のことを考えたら、東京が一番であるため、当然のことですが、そこに一番お金を使うべきであると思うんですよ。それが、地方交付税交付金などによって地方にばら撒かれていることが大きな問題なんですよね。確かに、全部が全部不必要と言うわけではありませんが、100円を稼ぐために、1万円を使っていると言うことが地方では起こっています。東京と大阪間であれば、利用者は相当数いるため、新幹線にしても、高速道路にしても多少お金がかかってもやるべきだと思っています。特に新東名は、下記のリンクの首相官邸の資料からも明らかですが、費用対便益比をみると、神奈川区間は5、愛知区間でさえ3と、静岡区間はどこも8~12となっており、将来的に人口が一億人を割っても、黒字は確保できると考えています。正直、何兆円もコストをかけたとしても、その乗数効果は極めて大きく、波及効果も極めて大きなものになると思います。一番は、渋滞の解消でしょうけど、これは、東京の三環状が機能しないとその効果も限定的なものになりますからね。
ただし、中央リニアとなると話は変わってきますね。あれは、新幹線と全く互換性はなく、しかも新幹線に比べて乗れる人が少なくなり、さらに電気も相当食うと。確か、JR東海の社長もボソっと言っていたと記憶していますが、採算性の面では期待はできないだろうと言うことですが、東海道新幹線のバイパスとしては、建設のメリットはあると思います。私は、東京と名古屋間は既に1時間弱で結ばれているのですから、リニアによるメリットはそれほど大きくないと思っており、新幹線方式で建設した方が良いと思っていたんですよ。今までの技術の蓄積もありますし、他に乗り入れも可能だと。中央リニアの建設を急ぐ理由としては、東海道新幹線が、建設から半世紀も経っており、大規模メンテナンスが必要な時期が眼前に迫っていると言う話があります。それから、大災害ですね。海に面したところに走っており、しかも東海地震がずっと前から言われていますし。個人的には、災害は、完全な不可抗力ですから仕方ないと思いますが、施設の老朽化などによる長期間の運休はなかなか受け入れがたいところがあると考えていることから、中央リニアの建設を自己資金ででもやりたいと決めたのでしょう。
今後、新東名と新名神が続々と繋がることとなり、その効果の程が明らかになる訳ですが、おそらく、機会損失や事故の減少などの便益が相当大きくなるはずですから、建設を決めた英断と言うのは評価される筈です。なにせ、物流には相当負荷がかかっており、ジャストインタイムの要請もそうですが、ネット通販の躍進により、15年前に比べて、個人の物流は倍以上に増えたと言います。ですから、猪瀬ポールや猪瀬ポールの姉妹品としてある猪瀬ブロックという本線で邪魔をしている構造物を早急に撤去すべきだと思うんですよね。愛知県のトンネルなどは、既に、片側2車線の規格で完成をしてしまっており、片側3車線には戻せないような状態になっており、将来に思いっきり禍根を残すと考えています。日本の人口は劇的に減り、その構成も高齢者が圧倒的に多くなりますが、製造業の集積地の愛知県や東京・大阪と言うのは、全部が全部簡単に限界集落になるわけではなく、太平洋ベルトの中心として今後も存続するからです。それ以外の地方は、極端に限界集落化が進み、交通弱者が多数発生し、物流コストや生活コストが極端に跳ね上がり多くの人が近代的な生活が維持できなくなり、自給自足の生活を余儀なくされるか、都市部に移住せざるを得なくなると思います。その意味では、自分の故郷を捨てると言うことに大きな抵抗はあるとは思いますが、災害復旧を限定的にし、東北の被災者の方に、都市部や都市周辺部への移住を勧めた方が効率的だと思います。
東京の都心部は、慢性的に渋滞をしていますが、3環状の圏央道、外環、中央環状線が繋がったら、相当渋滞は減ると思います。あとは、横浜南線ですかね。それが繋がったら、交通量に余裕がある首都高速の湾岸線に直結することにより、保土ヶ谷バイパスの渋滞も減らすことができますし、東名の渋滞が頻繁に起こっているインターの交通量の分散や減少に貢献することだと思います。この辺は、強制執行をしてでも、さっさと進めてもらえれば、渋滞による機会損失も相当減ると思うんですけどね。中央環状線の環七の区間が渋谷まで繋がっただけで劇的に糞詰まりの区間がなくなった訳ですから、品川線が開通したらその効果はもっともっと大きいだろうと思いますよ。おまけに、外環と圏央道が繋がるとなればとてつもなく、渋滞は解消されるのだと思います。
個人的には、不法滞在に近い外国人に対して生活保護を大盤振る舞いしたり、日本のお金を使って、日本のためにならない留学生にお金を使っているというような全くもって無駄なことを削減すべきなんですよね。サービス業で働いている日本語がまともに話せず、コミュニケーシュンが取れない外国人を日本に住ませるより先に、生活保護を受けている外国人を働かせるべきだと思います。それができなければ、なぜ本国に強制送還をしないのでしょうか?正直、働くより、生活保護を貰うほうが楽だからという現実があるのでしょうが、役所がこのようなところから厳しく是正すべきだと思います。なぜ、まじめに働いている人間のほうが、生活保護を受けている人間より大変な生活を強いられるのか、その逆転現象を解決すべきです。本来なら不法滞在の外国人は、本国に強制送還するのが世界のまっとうな国の取っている手段だと思うのですけど。ヤフーのオークションでも、まともにコミュニケーションが取れない人がおり、更には相手に不便を強いる人が相当数います。外国人すべてが悪いと言う訳ではありませんが、そういう人が目に付き、実際に犯罪性向が高いという事実もあります。なぜ、本来保護されるべき人を保護しないで、ゴネ得の外国人を保護するんでしょうかね。行政の能力に疑問を持ちます。本当に、必要な公共事業を批判するより、こっちを先に解決する必要があると思います。
ちなみに、新東名の建設費である2兆6千億ものお金は、平成不況で落ち込んだ建設需要を補うためにも、建設労働者に賃金が行っており、それらの多くが再消費として広く日本経済に貢献をしていますが、外国人に対する大盤振る舞いでは、このお金じゃ利かず、国内消費に回っていない可能性があります。もっと自国民のことを考えてくださいよと思います。個人的には、技術の蓄積って基礎研究とかは、20年、30年単位の時間が必要ですし、応用にしても、1年や2年ではリカバリーはできません。あとは、日本の将来を担う若者の教育ですよ。これが、気づかないうちにじわじわと骨抜きにされていると。製造業も日本の国内が空洞化して、場合によっては日本でも外人ばかりというところもあるそうです。経営者は、目先の利益で、リストラをして、非正規雇用に切り替えるという策をとっていますが、これじゃ、将来はありませんよ。なぜなら、非正規雇用の人たちは、エンドユーザーとしてかなり製品の購買層となっていると思うんですよ。おまけに消費性向も高いと。これを解決するには、数十年単位の時間がかかりますね。あとは、財政の欠陥ですけど、これは、よほどのウルトラCが出ない限り、一度破たん処理をしないと無理です。技術面でのレベル低下や技術流出による影響も、ある程度の回帰が将来的にみられると思います。理由は、ドイツ人と日本人以外で、高度な製造業は無理だと考えているからです。コモディティ化されたもので、ある製造設備さえあれば、誰でもできてしまうもの以外は、将来的にドイツや日本への回帰する流れが今後はある程度でてくると思います。それらも踏まえたうえでの将来の国づくりを考えて、列島の大動脈のことを考え、日本国民の育成を考えてもらいたいもんですよ。
●新東名(静岡県)インパクト調整会議
http://www.shintomei-shizuoka.net/6meffect/08.pdf
●費用対便益
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/road/kondankai/1siryou1.pdf
2014年7月16日水曜日
マイクロソフトの人員削減と任天堂の連続赤字【盛者必衰?】
マイクロソフトが人員削減を発表しましたね。正直、ウィンドウズ95からXPの寡占状態の時、後はオフィスシリーズ(ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス)がそれに伴ってビジネスの標準となっていたのを考えると、時代は変わったなと思いましたよ。
何といっても、独占・寡占というのが極めて大きかったですよ、この市場は。とにかく、OSの分野では、企業はほぼ独占、個人においてもアップルのマックを使う人は皆無に等しかったですからね。それが、たったの、10年、20年で崩れてしまったのですから。しかし、ビルゲイツは、もう、お腹一杯になるぐらい稼いだので十分でしょうw それにしても、競争相手がいないことをいいことに、超割高な値段をつけていたわけですから、これは是正されるでしょうね。
アップルは、Iphoneの登場から盛り返してきたような気がします。それが日本では2008年でしょうか。市場に思いっきり浸透して、更には囲い込み戦略でそれが功を奏しています。結構、ウィンドウズ陣営から乗り換えている人も多いんじゃないでしょうか?
あとは、任天堂、現金の塊のような会社だったんですが、山内氏が一回こけたら、簡単に現金なんか無くなってしまうと言っていた通り、今のスマホの普及は任天堂にとっては、かなりの痛手だったと思います。正直、ハードを売って、さらにソフトで儲けるというビジネスモデルが成り立たなくなってしまったわけですからね。今更、専用のハードなんて売れんでしょうw それに、購買層が一気に貧乏になってしまった訳ですから、買えなくなったというのもあるかもしれません。今後、ハードメーカーとしてやっていくのは、もう無理なんじゃないかという判断は、任天堂の中で既に出ていると思いますよ。
それにしても、時代の変化って早いなと思いますよ。特にIT業界は、ドックイヤー、マウスイヤーと言われるぐらい早く、本当に日進月歩の業界ですからね。
マイクロソフトも任天堂も、現金を腐るほど持っているわけですから、札束でほっぺを叩いて買収と言う荒業がまだ使えます。なにせ「Cash is king」ですから、いかに良い技術を持っていても、お金の無いところは駄目なんですよね。やっぱり、お金を持っている人が強いですよ。任天堂は、よく、鼻くそをほじって寝ていても、50年は給与が払えるとか言いますから、買収でなんとか経営を立て直すべきですよね。それにしても時代は変わったなと思いましたよ。
2014年7月15日火曜日
東北縦貫線計画とセットの田町・品川の再開発【JR東日本の長期展望:街を作り、人の流れを変える】
東北線(高崎線、宇都宮線)、常磐線が東京駅に乗り入れる計画が報道されて驚きましたね。ずっと、御徒町は何の工事をしているんだろうと思っていたんですが、そういうことだったんですね。ここ最近のJR東日本の都心部での投資ってとても価値の高いものが多いと思うんですよ。
世界で最も過密といわれる東京の鉄道、もしこれがここまで整備されていなかったらと思うとぞっとしますね。くどいようですが、東南アジアは、鉄道よりも車を優先させてきたために、ひどい渋滞が年中常態化しており、日本のようなスムーズさは全くありませんし、定時性もありません。
日本の良いところは、鉄道と自動車道が平行して、しかも計画性をもって進められてきたことが大きいと思います。都市計画って、都市の発展を左右すると思うんですが、これって役人がきちっと遣ってきたおかげもあって、現在のような鉄道網などが構築されたのだと思っています。特に、首都圏の鉄道網って、秀逸だなって思いますから。
過去の鉄道史を見てみると、通勤五方面作戦っていうのも当時は、本当にこれが成功しなかったら、経済発展も無かったんだろうと言うぐらいの輸送量の増強作戦だった訳で、通勤地獄と今も思っていますが、それがなかったら、もっともっと酷いことになっていたんだなーと思いますよ。
都市圏で見ると、首都圏って、大よそ4000万人の人口を抱えていることになります。日本の4人に一人が首都圏に住む計算でしょうか、世界の都市圏でこれだけ多くの人口を抱えているところは他にありません。日本だけです。それに、毎日、50KM以上の長距離通学、通勤をしている人の割合は、世界でも日本が最も高いんじゃないでしょうか?
話は戻りますが、新幹線が品川に止まるようになったのは10年ぐらい前だったと記憶していますが、その頃から、いろんな構想があったんでしょうね。で、それを実現するために、動線を確保すると。昔の貨物の操車場とかって、むちゃくちゃ広い土地を占有していて、汐留や梅田も広大なビジネス街へと変わりました。田町・品川間もそうなるんでしょうね。昔から、あの土地はもったいないなと思っていましたから。だって、電車を置いておくだけですもん。ですから、東海道線を東北線や常磐線の方へ逃がしたり、逆のパターンができたりすると品川に留置する必要がなく、大宮とかその手前の車庫に置けばいいので、都心の留置線が活用できるんですよね。おー、すげーと思いました。
中央リニアが品川に開通したら、品川あたりはかなり活気がでるんだろうな。正直、東京駅のまん前の丸の内、大手町って場所はいいんですけど、正直、ビジネスだけですからね。品川って、海も近く、城南地区ってこともあって、働くんだったらこっちのほうがいいなーって、個人的にはおもっちゃいます。
●東北縦貫線計画
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%8C%97%E7%B8%A6%E8%B2%AB%E7%B7%9A%E8%A8%88%E7%94%BB
世界で最も過密といわれる東京の鉄道、もしこれがここまで整備されていなかったらと思うとぞっとしますね。くどいようですが、東南アジアは、鉄道よりも車を優先させてきたために、ひどい渋滞が年中常態化しており、日本のようなスムーズさは全くありませんし、定時性もありません。
日本の良いところは、鉄道と自動車道が平行して、しかも計画性をもって進められてきたことが大きいと思います。都市計画って、都市の発展を左右すると思うんですが、これって役人がきちっと遣ってきたおかげもあって、現在のような鉄道網などが構築されたのだと思っています。特に、首都圏の鉄道網って、秀逸だなって思いますから。
過去の鉄道史を見てみると、通勤五方面作戦っていうのも当時は、本当にこれが成功しなかったら、経済発展も無かったんだろうと言うぐらいの輸送量の増強作戦だった訳で、通勤地獄と今も思っていますが、それがなかったら、もっともっと酷いことになっていたんだなーと思いますよ。
都市圏で見ると、首都圏って、大よそ4000万人の人口を抱えていることになります。日本の4人に一人が首都圏に住む計算でしょうか、世界の都市圏でこれだけ多くの人口を抱えているところは他にありません。日本だけです。それに、毎日、50KM以上の長距離通学、通勤をしている人の割合は、世界でも日本が最も高いんじゃないでしょうか?
中央リニアが品川に開通したら、品川あたりはかなり活気がでるんだろうな。正直、東京駅のまん前の丸の内、大手町って場所はいいんですけど、正直、ビジネスだけですからね。品川って、海も近く、城南地区ってこともあって、働くんだったらこっちのほうがいいなーって、個人的にはおもっちゃいます。
●東北縦貫線計画
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%8C%97%E7%B8%A6%E8%B2%AB%E7%B7%9A%E8%A8%88%E7%94%BB
●未来へのレポート
http://mirai-report.com/blog-category-53.html
●通勤五方面作戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E5%8B%A4%E4%BA%94%E6%96%B9%E9%9D%A2%E4%BD%9C%E6%88%A6
2014年7月14日月曜日
即、急激に始まる日本の人口減少【限界集落、人手不足、2020年を待たずして直面する数々の問題】
すきややワタミの問題で、飲食業の人手不足が社会一般に知られましたが、それは内部では5年以上前にわかっていた問題だと思うんですよ。実際、現在は飲食業やコンビニを中心としたサービス業は、中国人を中心とした外国人に頼らないと回らない状況です。私が、日本に帰ってきて驚いたのは、かなりのコンビニでたどたどしい日本語を話す人が働いており、時々、会話がかみ合わない時があったことです。これが、都心部だけでなく、地方でも見られ、本当に驚きましたよ。
話を聞くと、語学留学ってことで、日本語の専門学校などで学びながら、コンビニや飲食店で働いているそうなんです。正直、外国人が日本語を学んでも、それほどメリットはないと思うんですよね。これが20年前だったら、日本語ができることってとてもメリットになったと思うんですけど、今は英語ができることのほうが価値が高いと思うんですよ。あとは、専門技術ですね。日本語なんかに時間を割いている暇があったら、世界で通用する専門技術を身につけた方が価値があると思うんですよ。
コンビニの仕事などは、熟練度が低くても回るように、マニアル化されており、それほど高度な技能が要求される訳でもないんですよね。と言うことは、誰でもできるので、給与が将来的に上がらないって事になると思うんですよ。これが、機械の整備とか、プログラムを組めたり、電気のことがわかったりすると価値は極めて上がると思うんですよね。このあたりは、移民政策などの一環として、低熟練労働者にビザをバンバン出していることから、私レベルでは、何もできないんですよね。正直、将来の国益にならない語学留学なんかで、ビザを出すのはどうなのかなと思うんですよね。これが日本にバンバン利益をもたらしてくれるのなら別なんですがね。二極化って、これから凄まじい勢いで進むと思っています。
それよりも、日本人の多くは、貧乏になりました。この多くは、政策の失敗だと思っています。30年近く前には、既に「少子高齢化問題」ってわかっていたことなんですよね、実は。医療費が膨れていくのもわかっていた、そして年金がやばくなるのもわかっていたんですよ。これは、当時から議論されていたことで、常に問題を先送りしてきましたからね。そして、最も問題なのは、世代間の相互扶助の考え方の下に年金が設計されていたことなんですよ。そもそもの考え方って、人生50年、人生60年の頃の設計なので、人口動態は、ほぼ綺麗なピラミッド状になっていたんですよ、当時は。そして、人口が増え続ける拡大再生産の考え方で、将来の世代に負担をしてもらおうってことで、コンセプトができたんですよね。目先は良くとも、もう、今は完全に躓いちゃっています。ある程度のセーフティネットを確保しながらも、自分で積立た年金を使う方式にシフトしないと、200%破綻します
からね、今の状況じゃ。解決は、よほどの、打出の小槌がでてこない限りムリでしょう。だって、昔は、胴上げ型って言われていて、10人、20人で、一人の高齢者を支えていたのが、数人で一人を支える騎馬戦型になり、今は一人が一人以上を支えるような肩車型へ移行しています。確かに、日本の高度経済成長を支えてきた世代の貢献度は高いですが、若い人はさすがに夢も希望も持てず、かわいそうだなって思いますよ。どんどん貧乏になっていって、現在も駄目、将来も駄目だったら、生きていく望みなんてでてこないですから。
どこの国でもだいたいそうですが、人口ボーナス期って、すごい勢いで成長をするんですよね。で、人口オーナス期になるとそのツケを払うが如く、見事に衰退をしていくと。日本って、ほんの20年前までは、国の借金も400兆円もなかったんですよね。それが2000年を超えて、500兆円を超え、10年前の2004年には800兆円程度になったと。それが2013年には、1000兆円を超えた訳ですから、とんでもない増加率です。選択と集中を即座にしなければ、本当に突然死ですよ。ただ、日本の良いところは、技術を持っているということです。技術の蓄積って、基礎から応用に至るまで、5年や10年という期間じゃとてもじゃないですけど、できないんですよね。日本電産の永守氏が言っているように、技術の育成には、それこそ何十年単位の時間がかかるんですよ。それに、高専(高等専門学校)や大学などの教育機関も、しっかりと基礎から教えられるようになっていますし、習熟度によって教えられるような階層的な学校のヒエラルキーもあると。これって、官僚の間では、おそらく20年くらい前にはわかっていた話だと思うんですよね。大手企業が自前で持っているシンクタンクなんかもおそらく、人口動態の分析をし、更にはイギリスなどの先輩である先進国を分析してわかっていたことだと思います。これからは、今まで以上に驚くくらいのスピードで、人口の減少が進んでいきますよ。税金を払う人が少なくなり、税金を使う人たちがどんどん増えているので様々なところでシステムが破綻するでしょう。
個人的には、批判はあると思いますが、地方の費用対効果の低い公共事業を絞って、太平洋ベルトの人口密集地への投資へ集中すべきだと思うんですよ。新東名、新名神、このあたりは、今後想定される災害に備えて、当初の高規格で作るべきなんですよ。既存の東名・名神のバックアップという意味もありますし、メンテナンスも必要でしょうからね。それと同じことが、中央リニアにもあります。正直、汎用性のないリニアよりは、新幹線でやってもらいたかったんですけど、中央リニアは、東海道新幹線のバックアップになります。それに、東海道新幹線は、完成から半世紀も経っていますので、大規模なメンテナンス工事が必要です。こういうところには、優先的にお金をつぎ込むべきでしょう。外環、圏央道、中央環状線、このあたりもそうです。
2020年を待たずして、破綻する自治体もでてくるでしょうし、交通弱者が大量に発生し、維持が困難になる自治体もでてくるでしょう。そうなると、私がずっと提唱をしているコンパクトシティが注目される訳です。その意味では、シンガポールの都市は、模範的な事例でしょう。正直、スプロール化しても、コストばかり将来にかかるだけで、メリットは、目先しかありません。人口減少が、既に始まっており、今後、そのスピードは、加速度的に進む訳ですから、実際にそれに気づいた時には、手遅れだったっていうことにもなりかねません。もう、今から動いても、手遅れのところが殆どだと思いますけどねw
人手不足もこれから様々な業種で起こると思います。ですので、早くロボットやOA、FAなどの省力化の技術を導入するだけでなく、業界を再編したりする必要があると思います。ダイヤモンドでは、2020年以降について書いていますが、オリンピック前にも、少なからずこの問題が噴出すると思っています。単に、ワタミとすきやがたまたま問題として露呈しただけで、これって、氷山の一角なんですよね。建設業も今後、新設よりもメンテナンスのニーズが高まってくると思います。メンテナンスだけで、新設を上回り、既存のインフラのリニュアルもしないといけないですけど、リニュアルできないところがたくさん出てくるでしょう。それに、製造業なんかそうですが、高付加価値とか言って、今あるものにどれだけ付加価値が付けられるかって言うと、正直付けても意味がないものが多いというのが結論でしょう。強いて言えば、自動運転とかで既存の職業が奪われていくことでしょうか。まだ、完全自動運転には、自動車本体もそうですが、インフラの方をどうにかしないといけません。制御するのがシステムであれば、電気の安定供給もそうですしね。
それよりも、日本に忠誠を誓わないくせに生活保護を受けて、働くことができるのに働かない外国人を本国へ強制送還させないといけないと思いますよ。こんなに、手厚く税金で保護する国は、世界広しとは言え、日本ぐらいですよ。だって、日本語がまともに話せない人が、出稼ぎで日本に来て、車を運転しているぐらいですから、所得もそこそこあるのでしょう。ふつうは、その国の言語が話せなかったらビザもださないでしょう。日本の将来を担う、若い人たちの就業機会が無くて、他の国であればビザが下りないような低熟練外国人をなぜ入国させるのかと、憤りを感じることすらありますよ。普通、自国民を優先させるでしょう?それに、本当に生活保護が必要な人はたくさんおり、更には、まじめに働いているのに、生活保護より低い金額しか稼げないという現状をどうにかしないといけないと思います。
http://diamond.jp/articles/-/55978
●過去の関連記事
胴上げ型から騎馬戦型、肩車型へ【社会保障と人口動態 ...
話を聞くと、語学留学ってことで、日本語の専門学校などで学びながら、コンビニや飲食店で働いているそうなんです。正直、外国人が日本語を学んでも、それほどメリットはないと思うんですよね。これが20年前だったら、日本語ができることってとてもメリットになったと思うんですけど、今は英語ができることのほうが価値が高いと思うんですよ。あとは、専門技術ですね。日本語なんかに時間を割いている暇があったら、世界で通用する専門技術を身につけた方が価値があると思うんですよ。
コンビニの仕事などは、熟練度が低くても回るように、マニアル化されており、それほど高度な技能が要求される訳でもないんですよね。と言うことは、誰でもできるので、給与が将来的に上がらないって事になると思うんですよ。これが、機械の整備とか、プログラムを組めたり、電気のことがわかったりすると価値は極めて上がると思うんですよね。このあたりは、移民政策などの一環として、低熟練労働者にビザをバンバン出していることから、私レベルでは、何もできないんですよね。正直、将来の国益にならない語学留学なんかで、ビザを出すのはどうなのかなと思うんですよね。これが日本にバンバン利益をもたらしてくれるのなら別なんですがね。二極化って、これから凄まじい勢いで進むと思っています。
それよりも、日本人の多くは、貧乏になりました。この多くは、政策の失敗だと思っています。30年近く前には、既に「少子高齢化問題」ってわかっていたことなんですよね、実は。医療費が膨れていくのもわかっていた、そして年金がやばくなるのもわかっていたんですよ。これは、当時から議論されていたことで、常に問題を先送りしてきましたからね。そして、最も問題なのは、世代間の相互扶助の考え方の下に年金が設計されていたことなんですよ。そもそもの考え方って、人生50年、人生60年の頃の設計なので、人口動態は、ほぼ綺麗なピラミッド状になっていたんですよ、当時は。そして、人口が増え続ける拡大再生産の考え方で、将来の世代に負担をしてもらおうってことで、コンセプトができたんですよね。目先は良くとも、もう、今は完全に躓いちゃっています。ある程度のセーフティネットを確保しながらも、自分で積立た年金を使う方式にシフトしないと、200%破綻します
からね、今の状況じゃ。解決は、よほどの、打出の小槌がでてこない限りムリでしょう。だって、昔は、胴上げ型って言われていて、10人、20人で、一人の高齢者を支えていたのが、数人で一人を支える騎馬戦型になり、今は一人が一人以上を支えるような肩車型へ移行しています。確かに、日本の高度経済成長を支えてきた世代の貢献度は高いですが、若い人はさすがに夢も希望も持てず、かわいそうだなって思いますよ。どんどん貧乏になっていって、現在も駄目、将来も駄目だったら、生きていく望みなんてでてこないですから。
どこの国でもだいたいそうですが、人口ボーナス期って、すごい勢いで成長をするんですよね。で、人口オーナス期になるとそのツケを払うが如く、見事に衰退をしていくと。日本って、ほんの20年前までは、国の借金も400兆円もなかったんですよね。それが2000年を超えて、500兆円を超え、10年前の2004年には800兆円程度になったと。それが2013年には、1000兆円を超えた訳ですから、とんでもない増加率です。選択と集中を即座にしなければ、本当に突然死ですよ。ただ、日本の良いところは、技術を持っているということです。技術の蓄積って、基礎から応用に至るまで、5年や10年という期間じゃとてもじゃないですけど、できないんですよね。日本電産の永守氏が言っているように、技術の育成には、それこそ何十年単位の時間がかかるんですよ。それに、高専(高等専門学校)や大学などの教育機関も、しっかりと基礎から教えられるようになっていますし、習熟度によって教えられるような階層的な学校のヒエラルキーもあると。これって、官僚の間では、おそらく20年くらい前にはわかっていた話だと思うんですよね。大手企業が自前で持っているシンクタンクなんかもおそらく、人口動態の分析をし、更にはイギリスなどの先輩である先進国を分析してわかっていたことだと思います。これからは、今まで以上に驚くくらいのスピードで、人口の減少が進んでいきますよ。税金を払う人が少なくなり、税金を使う人たちがどんどん増えているので様々なところでシステムが破綻するでしょう。
個人的には、批判はあると思いますが、地方の費用対効果の低い公共事業を絞って、太平洋ベルトの人口密集地への投資へ集中すべきだと思うんですよ。新東名、新名神、このあたりは、今後想定される災害に備えて、当初の高規格で作るべきなんですよ。既存の東名・名神のバックアップという意味もありますし、メンテナンスも必要でしょうからね。それと同じことが、中央リニアにもあります。正直、汎用性のないリニアよりは、新幹線でやってもらいたかったんですけど、中央リニアは、東海道新幹線のバックアップになります。それに、東海道新幹線は、完成から半世紀も経っていますので、大規模なメンテナンス工事が必要です。こういうところには、優先的にお金をつぎ込むべきでしょう。外環、圏央道、中央環状線、このあたりもそうです。
2020年を待たずして、破綻する自治体もでてくるでしょうし、交通弱者が大量に発生し、維持が困難になる自治体もでてくるでしょう。そうなると、私がずっと提唱をしているコンパクトシティが注目される訳です。その意味では、シンガポールの都市は、模範的な事例でしょう。正直、スプロール化しても、コストばかり将来にかかるだけで、メリットは、目先しかありません。人口減少が、既に始まっており、今後、そのスピードは、加速度的に進む訳ですから、実際にそれに気づいた時には、手遅れだったっていうことにもなりかねません。もう、今から動いても、手遅れのところが殆どだと思いますけどねw
人手不足もこれから様々な業種で起こると思います。ですので、早くロボットやOA、FAなどの省力化の技術を導入するだけでなく、業界を再編したりする必要があると思います。ダイヤモンドでは、2020年以降について書いていますが、オリンピック前にも、少なからずこの問題が噴出すると思っています。単に、ワタミとすきやがたまたま問題として露呈しただけで、これって、氷山の一角なんですよね。建設業も今後、新設よりもメンテナンスのニーズが高まってくると思います。メンテナンスだけで、新設を上回り、既存のインフラのリニュアルもしないといけないですけど、リニュアルできないところがたくさん出てくるでしょう。それに、製造業なんかそうですが、高付加価値とか言って、今あるものにどれだけ付加価値が付けられるかって言うと、正直付けても意味がないものが多いというのが結論でしょう。強いて言えば、自動運転とかで既存の職業が奪われていくことでしょうか。まだ、完全自動運転には、自動車本体もそうですが、インフラの方をどうにかしないといけません。制御するのがシステムであれば、電気の安定供給もそうですしね。
それよりも、日本に忠誠を誓わないくせに生活保護を受けて、働くことができるのに働かない外国人を本国へ強制送還させないといけないと思いますよ。こんなに、手厚く税金で保護する国は、世界広しとは言え、日本ぐらいですよ。だって、日本語がまともに話せない人が、出稼ぎで日本に来て、車を運転しているぐらいですから、所得もそこそこあるのでしょう。ふつうは、その国の言語が話せなかったらビザもださないでしょう。日本の将来を担う、若い人たちの就業機会が無くて、他の国であればビザが下りないような低熟練外国人をなぜ入国させるのかと、憤りを感じることすらありますよ。普通、自国民を優先させるでしょう?それに、本当に生活保護が必要な人はたくさんおり、更には、まじめに働いているのに、生活保護より低い金額しか稼げないという現状をどうにかしないといけないと思います。
http://diamond.jp/articles/-/55978
●過去の関連記事
胴上げ型から騎馬戦型、肩車型へ【社会保障と人口動態 ...
2012年5月20日
前から、くどくど何度も書いていることなんですけど、ホント人口が増え続けている国、しかも人口動態がピラミッド状態になっている国とそうじゃない国は全然勢いが違いますね。人口ボーナスから、人口オーナス、私が常に述べている、組織 ...
2012年1月01日
私が以前から指摘している人口動態の学説は、中国の少子高齢化の経済に対するインパクトという仮説が、ハーバード大学の人口学者デービッド・ブルームらの研究で提唱されたわけですが、彼らが10年ほど前に特定した「人口ボーナス( ...
2012年3月17日
オーナス(onus)」は重荷・負担の意》一国の人口構成で、高齢人口が急増する一方、生産年齢人口が減少し、少子化で生産年齢人口の補充はできず、財政、経済成長の重荷となった状態。→人口ボーナス 統計のグラフは株式のチャートでは ...
2014年5月11日
自治体、2040年に半数消滅の恐れ」という衝撃的な統計が国交省から出されましたが、これは人口ボーナスの反対である人口オーナスの傾向があること、更には私が何度も唱えている、殆どの組織はピラミッド型でなければ維持できないという ...
2013年1月02日
地方の過疎化とコンパクトシティ. 私の実家の小学校は、第二次ベビーブーム世代である私の世代では、数十人程度で、片手で収まる学級数でした。しかし、私が小学校を卒業して、はや20年余年、学年あたりの生徒数を聞いたら往時の数分の ...
2011年11月11日
1,000個のシンガポールで、世界中の人口がたったの地球の0.5%の面積で賄えると言う仮説を立てて、検証しているこの本、全てが英語ですが、かなり面白かったです。コンパクトシティ推進論者の私としては、お勧めの一冊です。
2012年5月04日
私は、コンパクトシティの推進論者として、都市のスプロール化には反対をしています。理由は、郊外の広い住宅や大型ショッピングモールは、車社会においては便利な生活が提供されることになりますが、交通弱者などにとっては、極めて厳しい ...
2012年4月02日
まぁ、私が思っているのは、以前も何度も書いているんですけど、コンパクトシティの提言ですね。まぁ、私が大嫌いなシンガポールに住んで、実際にシンガポール政府の頭のよさを垣間見たのもあるんですけど、資本主義がバンバン進み、効率化 ...
2014年7月13日日曜日
就職活動の時の履歴書に貼る写真は就活必須アイテム【新宿の伊勢丹写真室、写真のたなかやが有名どころ】
新宿の伊勢丹写真室って昔から本当に人気が高いですよね。周りで結構、ここの写真を使っている人がいて、見せてもらったら、別人のようで、目がキラキラしていたのを覚えています。人によっては、「詐欺じゃないか?」って言うぐらい印象の変わる人がいて、いくらデジタル化で補正・修正技術が発達したとは言え、撮る人の腕によって、写真って全く変わるなーと思った次第です。
それより、全く知らなかったんですけど、写真のたなかやっていうのが「証明写真が書類合格率90%とテレビで紹介された写真館」ってことでむちゃくちゃ有名なんですね。「ニュースプラスワン」「アド街っく天国」「王様のブランチ」「めざましテレビ」「ぶらり途中下車の旅」「ハピふる」なんかの番組で取り上げられたり、NHKでもドキュメンタリーの番組なんかでは、お抱えの写真屋さんと言われているほどなんですよ。
今年の就職活動は、アベノミクスの影響を受けて、完全な売り手市場となっているようですが、街でリクルートスーツを着ている学生をちょくちょくみかけます。傍から見ていると、必ずスマホを持っているような気がします。今は、スマホが無いとやっぱり戦えないんでしょう。だって、リクナビやマイナビなどの大手の就職情報サイトは、就職活動のスケジュール管理から、資料請求、応募とかなり簡単にできてしまいます。ほんの10年ちょっと前までは、手書きで資料請求をしていたことを考えると隔世の感はありますね。
●勝てる就活!証明写真をとるならここ!ネットで評判の写真館
それより、全く知らなかったんですけど、写真のたなかやっていうのが「証明写真が書類合格率90%とテレビで紹介された写真館」ってことでむちゃくちゃ有名なんですね。「ニュースプラスワン」「アド街っく天国」「王様のブランチ」「めざましテレビ」「ぶらり途中下車の旅」「ハピふる」なんかの番組で取り上げられたり、NHKでもドキュメンタリーの番組なんかでは、お抱えの写真屋さんと言われているほどなんですよ。
今年の就職活動は、アベノミクスの影響を受けて、完全な売り手市場となっているようですが、街でリクルートスーツを着ている学生をちょくちょくみかけます。傍から見ていると、必ずスマホを持っているような気がします。今は、スマホが無いとやっぱり戦えないんでしょう。だって、リクナビやマイナビなどの大手の就職情報サイトは、就職活動のスケジュール管理から、資料請求、応募とかなり簡単にできてしまいます。ほんの10年ちょっと前までは、手書きで資料請求をしていたことを考えると隔世の感はありますね。
スマホって、Iphoneの登場から爆発的に普及した訳ですが、おおよそ5年くらいでしょうかね、市民権を得たのは。それが、もう、パソコンの世界も変えてしまって、モバイル環境でインターネットに繋ぐことが簡単にできてしまうということになったんでしょう。小型のネットパソコンなんて、今は殆ど見ませんから。それにしても、スマホはGPSが付いていて、NAVITIMEなんかを使うと、電車の運賃別に経路まで表示してくれ、所要時間まで教えてくれるって、本当に便利だなーと思いましたよ。スマホがないと就職活動にかなり支障がでて、効率がダウンするって思いましたよ。個人的には、就職活動必須のアイテムとしてはスマホは外せませんね。
昔で言うと、新宿の伊勢丹写真室の写真やコーチのカバンなんてものも就職活動で必須とは言わないまでも、将来に使い回しができるとか、印象を挙げるために使っている人も少なくないと思います。それにしても、写真のたなかやって「就活 履歴書 証明写真 90%合格 」って言うぐらいですから、相当なんですね。かなり、ここの写真を使っている人って多いと思います。
あとは、過去の日記で書いたことなんですが、山本印店っていう開運印鑑が富裕層や成功者の間で開運アイテムとして使われていることからも、ひょっとしたら、必須のアイテムとしてブレイクするかもしれませんね。山本印店って、ネットで情報を探すと驚くほど多くのブログで記事がでてくるんですよ。ですから、学生の間でこれが知れ渡れば、とんでもないことになるんじゃないかなとふと思ったりしましたw
今の学生は、一人一台、パソコンを持っている人が多いと思いますし、スマホも相当重宝しますので、おそらく、ガラケーという人は少数派になるんじゃないかなと思います。だって、LINEなんかが使えなかったら、サークルとか友達なんかで連絡を取るときに取れないってありそうですしね。今は、ツイッターとかフェイスブックとか色々な情報ツールも皆がアカウントを持っており、本当に時代の変化を改めて感じていますよ。
個人的には、就活の必須アイテムは、パソコン、スマホ、リクルートスーツ、カバン、靴、白いシャツって言うのが最低限かなと思っているんですが、余裕がある人は、伊勢丹写真室や写真のたなかやなんかに手を出しているでしょうねw アナウンサー希望とかスチュワーデス希望なんかの女子学生、慶応や青学、上智なんかのオシャレな方は、情報交換をしていたり、就職のための専門学校でこれがイイとか言われて、使っているんじゃないかなーと思っています。
最終的には中身が大切だと言う人がいるのはわかりますが、個人的には、「メラビアンの法則」ってとてつもなく大きく、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合と研究結果がでているように、人は想像以上に見た目重視なんだなってことです。「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」とも言われ、他には「7-38-55のルール」とか、数字の頭文字をとって「ゴーゴー・サバン・ナ」なーんて研修で教えているところもあります。ですので、リクルートスーツなどで見た目をしっかりとするのも大切ですが、その前に、履歴書の写真などでしっかりとした印象を相手に植え付けることが大切です。怖いことに人は、「初めて会った人に会って0.5秒で判断をしている」とも言われ、服装やしぐさなどがその後に大きなインパクトを持っているのがわかります。
エントリーシートで通らないとSPIの試験や面接に進めないと言って、文章力や論理力を鍛えるのも確かに大切なことですが、見た目などは即効性が高く、効果も高いだけに、そっちをまずはしっかりとする必要があるようです。それを考えると履歴書に貼る写真って、確かに自己紹介や志望動機は重視されるとは言え、文字の情報より、映像の情報の方がはるかにインパクトが高いので、そっちのほうに力を注いだほうが得策だといえますw 就職活動は、交通費とか色々お金がかかって、学生の身分では大変だと思います。卒業見込証明書や成績証明書も馬鹿にならないぐらいお金がかかりますが、写真代も無視できないぐらいお金がかかるんですよね。でも、見た目の良い写真を使えば、通過率が上がるのであれば使ったほうがいいですね。「証明写真で合否が決まる」って、やっぱり採用する側や面接官も人の子ですから、そりゃ、印象に左右されますよ。学校の息のかかったところは、思いっきり手を抜くことが多いので、多少お金がかかっても、評判の良いプロに頼むべきだと思います。たったこんな労力で、相手の印象が変わったら儲けもんですよw 書類審査の7割は、写真で決まるっていう人も居るぐらいですし。写真をみてから、良い印象のまま経歴やPRを読むのと悪い印象を持ったまま、読むのじゃ全然違いますから。
それよりも、山本印店の桃仙印を履歴書に捺印したら、相手も結構驚くだろうなと思いましたよw 印影が笑っていたり、踊っていたりする訳ですから。基本的には、山本印店で印鑑を作っている学生っていうのは、ブログ情報では目にしていないので、やっている人がいたら、それこそ驚きますよ。
今回、写真のことでちょっと気になって、ネット情報を調べたら、「写真のたなかや」の情報が出てきた訳ですが、伊勢丹写真室を知っているだけに、「写真のたなかや」がとても気になってしまいました。パスポートや免許証なんかの証明写真として、使おうかなーとふと思ったぐらいです。撮り手によって、本当に全然別人になるぐらい、写真の腕って影響しますからね。
●勝てる就活!証明写真をとるならここ!ネットで評判の写真館
http://matome.naver.jp/odai/2138269959059395601
●伊勢丹写真室
www.isetan-photo.co.jp/
●写真のたなかや
www.photo-tanakaya.co.jp/
●伊勢丹写真室
www.isetan-photo.co.jp/
●写真のたなかや
www.photo-tanakaya.co.jp/
●過去記事
2014年6月08日
東京の三宿にある印鑑屋が開運で有名と言うことをちょっと前に知りました。名前は山本印店で山本桃仙さんがご主人とのことです。印鑑と言えば、霊感商法が定番ですけど、ここは印鑑をつくったらビルが立ったとか収入がバンバン増えた ...
2014年7月5日土曜日
林原とは一体何であったのか?(現長瀬産業子会社)【林原健の功と罪:研究開発型企業によって多くの命が救われた】
林原が破綻したのは2011年のことです。早いもので、もう3年と言う時間が経とうとしています。超優良企業の長瀬産業が700億円で買取しましたが、これが外資の手に渡らなくて良かったと言うのが私の感想です。具体的なことは書けませんが、私はちょっと林原のことを前から知っていたこととは関係ありませんが、林原健氏の功績は、偏見なしに第三者の目から見ても素晴らしいものだったと思っているからです。一言で言うと、「目先の利益にとらわれず、中長期で研究をした」ことです。
どれだけの命が、林原のインターフェロンによって救われたのか、また安価な甘味料の供給によって、どれだけ栄養源を一般化することができたかということです。近年では、トレハロースの功績は極めて大きく、化粧品から医薬品、食料品まで、その安価な価格が私たちの生活を様々な面から支えている事実は、無視してはいけません。R&Dの投資額は桁違いですが、武田製薬のような最大手でさえ、なかなか躊躇するような分野で林原のような規模の会社が目に見える形で成果を出してきたのは極めて大きな功績だと思っていますし、遺伝子が人間と2%も違わないチンパンジーの研究などのメセナ活動にもお金を出したり、賛否両論ありますが、私は、肯定派です。オンリーワンの技術を実際に生み出していますし、今もその種は撒かれていると思います。
なぜかと言うと、林原健氏も言っていますが、目先の収益に繋がりそうなことって言うのは、いずれは、誰かが手を出すんですよね。おまけに、市場規模が100億円を超えるようなものであれば、大手企業は事業の一部として、投資をし、その周辺分野も事業に組み込むようにして相乗効果を生むように市場を創生すると。
個人的にはベンチャーキャピタルやエンジェルっていう投資家って日本には、殆ど根付いていないような気がするんですよね。日本アジア投資とか野村證券系のジャフコとかありますけど、林原のような企業に投資をしている企業ってなかなかないんじゃないかなと思っています。タカラバイオとか、オンコセラピー、そーせい、ナノキャリアとか上場している会社は、ある程度成果があがったあと、ベンチャーキャピタルが付いたり、親会社が上場したりとか言う感じだと思います。もっとアメリカみたいにリスクをとる投資家がいたら日本はもっと違っていたんじゃないかなーって思いますよ。前にも書いたんですけど、研究開発のR&D部門って、基礎研究なんか、それこそ何十年も時間がかかる。世田谷の国の機関だったと思うんですが、金属の特性を調べるところとかも、何十年曲げとか、剛性とかの試験をやってきた試験場なんですけど、素材系って、応用系と違って、特性とか見るために、それこそ年単位の時間が必要なんですよね。だって、合金で、いきなり3年後から強度が100分の1になるとかあったら困るじゃないですか。亜鉛めっきの水素脆性とか、低温脆性とかわかったのも、こういう試験場のおかげですし、基礎研究があってのものです。現代でも、原子のことがある程度わかって、特性が把握できるものの、やっぱり、こういう試験場って必要だと思うんですよね。
過去の遺構などを調べたりすることでわかることって本当に多いと思うんですよ。人間の進化の過程がひょっとすると医療面に貢献するかもしれないし、製造業などでの素材として役に立つかもしれない。世の中って意外とそういうものって多いと思うんですよ。世が世なら、結果は違ったものになっていたでしょう。特に、往時は、土地の含み益が一兆円あったということですから、東の堤義明(堤康次郎と言ったほうが適切かもしれません)、西の林原と言われる時代があったそうですから、バブルの時代がもう少し続いたり、経営判断によって土地を切り売りしていたら、今頃は違った展開になっていたかもしれません。ちょっと前までは、土地本位制が日本にはあり、銀行の担保と言えば、それは土地を指したくらいですから、戦後、ずっと右肩上がりの成長を遂げてきた日本経済が1990年以降、急激に落ち込むとは、多くの人には考えられなかったんだと思います。あと、もしIPOを途中でやっていたら違ったものになっていたんじゃないかなと思うこともあります。
研究開発、縁故採用、一族経営などのメリットなども極めて大きかったものの、林原一族の経営判断の失敗によるところも残念ながらあります。林原健氏は、自著でも述べていますが、損益計算書も、貸借対照表も見たことがないし、取締役会も開いたことすらないと述べていますが、市場が縮小し、担保価値となる土地が値下がりすれば、いままでやってきたことが立ち行かなくなります。1990年までは手放しでも結果オーライだったのでしょうが、土地がどんどん値下がりし、不良債権を処理しても処理しても先が見えない時代が1990年代でしたが、これは、収益還元法でみたり、人口動態を見れば、ある程度先が見えていました。何せ、その土地で商売をやって、商売繁盛でも、場所代を払ったら大赤字になるようだったら、その土地の価値は、割高ってことは、冷静になってみればわかることですからね。需要と供給が価格を決めるのですが、商売には、損益と言う視点が必ずあり、最終的に利益がでなかったら、すべてが水の泡になりますからね。
林原健氏の自著を読んでいて、面白いことが書いてあったのですが、「見えない世界が見える」と。これって霊視ができるってことなんだと思いますが、そのようなものまで研究対象として、実際にモルモットが妊娠すると特殊な磁場ができ、出産したときにその磁場と一致するという結果にも驚きました。ここにも書かれていないことにもおそらく色々投資をしていたと思われ、正直言って、私たちの生活にとてつもなく大きな貢献をするようなものもたくさん含まれていたと思っています。なにせ、殆ど一日中、将来の会社の食っていくネタを考えるために書籍を読み漁ったり、研究者にあったりしていたと言いますから、アラブのお金持ちが場合によっては、投資をしていたかもしれません。アルワリード王子あたりなら関心を示したと思いますw 他にも橋本龍太郎元首相から刀をもらって、錆びさせてしまったなどの逸話も書かれており、馬が合って、色々語り合う仲だったのでしょうが、錆びさせてしまったことは話せなかったでしょうw
この本を読んで思ったことは、私利私欲を考えて蓄財する経営者が多いなか、中長期の視点で、地元に貢献する肝の据わった経営者はなかなかいないなと思いましたよ。実際に 「10年、20年先を考えて研究開発を行っていく」と本人も言っていましたしね。個人的には「会社を潰すなら自分の手で」と言う言葉が頭から離れないんですけど、もうちょっとメインバンクであった中国銀行や住友信託銀行がしっかりお目付け役をしていたらこんなことにはならなかったんじゃないかなと思いましたよ。
糖化学から生化学へ転換したバイオ企業として非常に林原は名高い訳ですが、水飴とか、ブドウ糖という分野で見ると、加藤化学、三和澱粉工業、昭和産業、日本コーンスターチ、参松工業、敷島スターチ、サンエイ糖化など、ごくごく限られた会社になるんですね。
それにしても、その収益性に目をつけてJTや三菱商事、SBI、明治製菓、大塚製薬、伊藤忠商事、韓国のCJ、穀物メジャーのカーギル(林原のアメリカでの代理店であった)などが奪いあったことは、この業界に詳しい人間で、きちんとデューデリジェンスできる人間だったら、わかりきったことでした。それくらい価値があったんですよね。製薬大手なんかは、海外の会社を買収するのに数千億を投資するんだったら、林原は1000億以下だったんですから、なぜ手を出さなかったのかなと思うほどですよ。西村あさひ法律事務所や東急リバプルなどハイエナのように出てきて、おいしいところをかっさらって言ったと言う人も居ますが、確かに不透明なところがたくさんありましたね。中国銀行や住友信託銀行も追い担保して、勝手にADRをしようとしてましたしw
それにしても、長瀬産業なんかは、現金の塊のような会社ですから、きちんとその現金を投資しておかないと自分のところが買収されてしまうおそれがありますから、良い投資だったと思いますよ。正直言って、林原健氏みたいな経営者が社長の座に居なくなってしまったのは非常に残念なことですが、長瀬一族の経営手腕は素晴らしいものがあるので、今後、どうなるのか見守りたいです。
あと、ふと思い出したのは、ADRの発表時に、即座に契約条項を盾に材料の納入をストップした業者があった一方、病院などで困る患者がいるんじゃないかという人道的な立場、そして何十年も儲けさせてもらったのだからと取引を継続する会社があったのも事実です。
本当に、林原家に対しての信頼と実績を評価してのことだと思いますけど、林原家は私財を投げ売ったのですが、それを買って、無償で林原健氏へ貸している方がいらっしゃったことです。やっぱり、誰か必ず見ているんだなと思いました。林原健氏は、散財の王道である「飲む、打つ、買う」ではなく、目的が研究開発のための費用を捻出するための粉飾決算であり、自著で述べているように本当に経営に関心が無く、財務諸表も見ていなかったんだなと改めて思いましたよ。過去に、日本経済新聞の私の履歴書にも掲載されていましたが、また、読みたいな。
最後にまとめとして、何が問題であったのかというと、下記に集約されると思います。
1)内部統制の欠如
2)メインバンク、準メインバンクであった中国銀行と住友信託銀行の怠慢
3)含み益に頼りすぎており、実態を把握していなかった
これさえなければ、正直、その功績は極めて大きかったと思っています。メセナ活動も、大手企業が行っているものに比べたらかわいいもんですからね。比率で言うと、結構大きかったかもしれませんが・・・・。
●林原家 同族経営への警鐘
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4822263991/ref=pd_lpo_sbs_dp_ss_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4898314090&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1GB1SJY6MXJXFYSD010Y
●破綻──バイオ企業・林原の真実 [単行本]
http://www.amazon.co.jp/%E7%A0%B4%E7%B6%BB%E2%94%80%E2%94%80%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%83%BB%E6%9E%97%E5%8E%9F%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E6%9E%97%E5%8E%9F-%E9%9D%96/dp/4898314090
○他の参考ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/sukoyakana888/770672.html
どれだけの命が、林原のインターフェロンによって救われたのか、また安価な甘味料の供給によって、どれだけ栄養源を一般化することができたかということです。近年では、トレハロースの功績は極めて大きく、化粧品から医薬品、食料品まで、その安価な価格が私たちの生活を様々な面から支えている事実は、無視してはいけません。R&Dの投資額は桁違いですが、武田製薬のような最大手でさえ、なかなか躊躇するような分野で林原のような規模の会社が目に見える形で成果を出してきたのは極めて大きな功績だと思っていますし、遺伝子が人間と2%も違わないチンパンジーの研究などのメセナ活動にもお金を出したり、賛否両論ありますが、私は、肯定派です。オンリーワンの技術を実際に生み出していますし、今もその種は撒かれていると思います。
なぜかと言うと、林原健氏も言っていますが、目先の収益に繋がりそうなことって言うのは、いずれは、誰かが手を出すんですよね。おまけに、市場規模が100億円を超えるようなものであれば、大手企業は事業の一部として、投資をし、その周辺分野も事業に組み込むようにして相乗効果を生むように市場を創生すると。
個人的にはベンチャーキャピタルやエンジェルっていう投資家って日本には、殆ど根付いていないような気がするんですよね。日本アジア投資とか野村證券系のジャフコとかありますけど、林原のような企業に投資をしている企業ってなかなかないんじゃないかなと思っています。タカラバイオとか、オンコセラピー、そーせい、ナノキャリアとか上場している会社は、ある程度成果があがったあと、ベンチャーキャピタルが付いたり、親会社が上場したりとか言う感じだと思います。もっとアメリカみたいにリスクをとる投資家がいたら日本はもっと違っていたんじゃないかなーって思いますよ。前にも書いたんですけど、研究開発のR&D部門って、基礎研究なんか、それこそ何十年も時間がかかる。世田谷の国の機関だったと思うんですが、金属の特性を調べるところとかも、何十年曲げとか、剛性とかの試験をやってきた試験場なんですけど、素材系って、応用系と違って、特性とか見るために、それこそ年単位の時間が必要なんですよね。だって、合金で、いきなり3年後から強度が100分の1になるとかあったら困るじゃないですか。亜鉛めっきの水素脆性とか、低温脆性とかわかったのも、こういう試験場のおかげですし、基礎研究があってのものです。現代でも、原子のことがある程度わかって、特性が把握できるものの、やっぱり、こういう試験場って必要だと思うんですよね。
過去の遺構などを調べたりすることでわかることって本当に多いと思うんですよ。人間の進化の過程がひょっとすると医療面に貢献するかもしれないし、製造業などでの素材として役に立つかもしれない。世の中って意外とそういうものって多いと思うんですよ。世が世なら、結果は違ったものになっていたでしょう。特に、往時は、土地の含み益が一兆円あったということですから、東の堤義明(堤康次郎と言ったほうが適切かもしれません)、西の林原と言われる時代があったそうですから、バブルの時代がもう少し続いたり、経営判断によって土地を切り売りしていたら、今頃は違った展開になっていたかもしれません。ちょっと前までは、土地本位制が日本にはあり、銀行の担保と言えば、それは土地を指したくらいですから、戦後、ずっと右肩上がりの成長を遂げてきた日本経済が1990年以降、急激に落ち込むとは、多くの人には考えられなかったんだと思います。あと、もしIPOを途中でやっていたら違ったものになっていたんじゃないかなと思うこともあります。
研究開発、縁故採用、一族経営などのメリットなども極めて大きかったものの、林原一族の経営判断の失敗によるところも残念ながらあります。林原健氏は、自著でも述べていますが、損益計算書も、貸借対照表も見たことがないし、取締役会も開いたことすらないと述べていますが、市場が縮小し、担保価値となる土地が値下がりすれば、いままでやってきたことが立ち行かなくなります。1990年までは手放しでも結果オーライだったのでしょうが、土地がどんどん値下がりし、不良債権を処理しても処理しても先が見えない時代が1990年代でしたが、これは、収益還元法でみたり、人口動態を見れば、ある程度先が見えていました。何せ、その土地で商売をやって、商売繁盛でも、場所代を払ったら大赤字になるようだったら、その土地の価値は、割高ってことは、冷静になってみればわかることですからね。需要と供給が価格を決めるのですが、商売には、損益と言う視点が必ずあり、最終的に利益がでなかったら、すべてが水の泡になりますからね。
林原健氏の自著を読んでいて、面白いことが書いてあったのですが、「見えない世界が見える」と。これって霊視ができるってことなんだと思いますが、そのようなものまで研究対象として、実際にモルモットが妊娠すると特殊な磁場ができ、出産したときにその磁場と一致するという結果にも驚きました。ここにも書かれていないことにもおそらく色々投資をしていたと思われ、正直言って、私たちの生活にとてつもなく大きな貢献をするようなものもたくさん含まれていたと思っています。なにせ、殆ど一日中、将来の会社の食っていくネタを考えるために書籍を読み漁ったり、研究者にあったりしていたと言いますから、アラブのお金持ちが場合によっては、投資をしていたかもしれません。アルワリード王子あたりなら関心を示したと思いますw 他にも橋本龍太郎元首相から刀をもらって、錆びさせてしまったなどの逸話も書かれており、馬が合って、色々語り合う仲だったのでしょうが、錆びさせてしまったことは話せなかったでしょうw
この本を読んで思ったことは、私利私欲を考えて蓄財する経営者が多いなか、中長期の視点で、地元に貢献する肝の据わった経営者はなかなかいないなと思いましたよ。実際に 「10年、20年先を考えて研究開発を行っていく」と本人も言っていましたしね。個人的には「会社を潰すなら自分の手で」と言う言葉が頭から離れないんですけど、もうちょっとメインバンクであった中国銀行や住友信託銀行がしっかりお目付け役をしていたらこんなことにはならなかったんじゃないかなと思いましたよ。
糖化学から生化学へ転換したバイオ企業として非常に林原は名高い訳ですが、水飴とか、ブドウ糖という分野で見ると、加藤化学、三和澱粉工業、昭和産業、日本コーンスターチ、参松工業、敷島スターチ、サンエイ糖化など、ごくごく限られた会社になるんですね。
それにしても、その収益性に目をつけてJTや三菱商事、SBI、明治製菓、大塚製薬、伊藤忠商事、韓国のCJ、穀物メジャーのカーギル(林原のアメリカでの代理店であった)などが奪いあったことは、この業界に詳しい人間で、きちんとデューデリジェンスできる人間だったら、わかりきったことでした。それくらい価値があったんですよね。製薬大手なんかは、海外の会社を買収するのに数千億を投資するんだったら、林原は1000億以下だったんですから、なぜ手を出さなかったのかなと思うほどですよ。西村あさひ法律事務所や東急リバプルなどハイエナのように出てきて、おいしいところをかっさらって言ったと言う人も居ますが、確かに不透明なところがたくさんありましたね。中国銀行や住友信託銀行も追い担保して、勝手にADRをしようとしてましたしw
それにしても、長瀬産業なんかは、現金の塊のような会社ですから、きちんとその現金を投資しておかないと自分のところが買収されてしまうおそれがありますから、良い投資だったと思いますよ。正直言って、林原健氏みたいな経営者が社長の座に居なくなってしまったのは非常に残念なことですが、長瀬一族の経営手腕は素晴らしいものがあるので、今後、どうなるのか見守りたいです。
あと、ふと思い出したのは、ADRの発表時に、即座に契約条項を盾に材料の納入をストップした業者があった一方、病院などで困る患者がいるんじゃないかという人道的な立場、そして何十年も儲けさせてもらったのだからと取引を継続する会社があったのも事実です。
本当に、林原家に対しての信頼と実績を評価してのことだと思いますけど、林原家は私財を投げ売ったのですが、それを買って、無償で林原健氏へ貸している方がいらっしゃったことです。やっぱり、誰か必ず見ているんだなと思いました。林原健氏は、散財の王道である「飲む、打つ、買う」ではなく、目的が研究開発のための費用を捻出するための粉飾決算であり、自著で述べているように本当に経営に関心が無く、財務諸表も見ていなかったんだなと改めて思いましたよ。過去に、日本経済新聞の私の履歴書にも掲載されていましたが、また、読みたいな。
最後にまとめとして、何が問題であったのかというと、下記に集約されると思います。
1)内部統制の欠如
2)メインバンク、準メインバンクであった中国銀行と住友信託銀行の怠慢
3)含み益に頼りすぎており、実態を把握していなかった
これさえなければ、正直、その功績は極めて大きかったと思っています。メセナ活動も、大手企業が行っているものに比べたらかわいいもんですからね。比率で言うと、結構大きかったかもしれませんが・・・・。
●林原家 同族経営への警鐘
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4822263991/ref=pd_lpo_sbs_dp_ss_1?pf_rd_p=466449256&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=4898314090&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1GB1SJY6MXJXFYSD010Y
●破綻──バイオ企業・林原の真実 [単行本]
http://www.amazon.co.jp/%E7%A0%B4%E7%B6%BB%E2%94%80%E2%94%80%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%83%BB%E6%9E%97%E5%8E%9F%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E6%9E%97%E5%8E%9F-%E9%9D%96/dp/4898314090
○他の参考ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/sukoyakana888/770672.html
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