石油は、どうやってみつけるのかと言うと、海に犬を連れて行って、犬が「ココ掘れワンワン」といったところを掘るという話もありますが、実際は、物理探査、磁気探査などの方法で行われ、小さい地震を起こしたりして地層を調べることで行われているようです。
油業界は、メキシコのBPの油田の事故では3万人の人たちが職を失ったと言われているようですがシンガポールでは油関係は本当にまだまだ人不足で喉から手が出るほど人材が欲しいようです。ちなみに日本では、海洋掘削及びその周辺の会社は、私が知る限り、下記の二社に限定されると思っています。ちなみに二社とも上場会社です。平均給与はべらぼうに高いですよ。日本海洋掘削なんかは、通勤がヘリコプターとかもありますから(笑
MODECなんかの船についている船位安定装置(DPS)などは親会社の三井造船が持っていたり、いろんな権益などは、出資者であるINPEX、JAPEX、それから三井物産のような商社が持っていたりしますが、実働部隊は、下記のような会社だったりしますが、アップストリームと言うのは本当にアホみたいに儲かります。
三井海洋開発は、実は一回潰れているんですが、先日、社長を退任された山田健司さんが、アップストリームに近いところじゃないといかんよ。ダウンストリーム、下請けだとウンコだと言っていた事が今でも脳裏に残っています。ということで単体の会社の人員は少ないものの、FSOとかFPSO、TLPなどをリースしているんです。金額も太くて、伸びが凄まじくておどろきました。この会社も日本海洋掘削も給与がすごいですよ。油関係は、暴利をむさぼっていますから・・・・・。まぁ、私もその関係でおこぼれをいただいていたので、文句は言えませんが・・・・。これらの会社は、代替エネギーが本格化したら、完全に斜陽になりますが、今はかなりホットです。
今回のメキシコの事故で爆発して沈んだトランスオーシャンのDeep water horizonはいわゆるセミサブと言うもので、普通のリグでは掘れない深いところを掘るものなんですが、やっぱり技術的にも色々問題があったんですね。さてさて、本音はセブンシスターズの戦略と政治、それから代替燃料の開発がどうなるかがとても気になるところですね。
私は「お仕事何をしているんですか?」と聞かれて「油を売っています」なんて言ってみたいと思っていますが・・・・。ハリバートン(Haliburton)とかシュルンベルジュ(Schlumberger)なんかは、以前、バナナの叩き売りはしないビジネスモデルと言ったんですが、本当に言い値で仕事をやっているような会社なんですよ。うらやますぃ。
●日本海洋掘削
http://www.jdc.co.jp/index.php
名前のとおり、掘削をする会社です。
●三井海洋開発 (三井造船の子会社)
http://www.modec.com/jp/
FSOやFPSOのような海上での貯油設備や精製設備をリースする会社です。