さて、水のメジャーの話ですが、シンガポールはその経済的な成功から、東南アジアの嫌われ者として扱われており、隣国のマレーシアやインドネシアなどからはと生コンの材料として使う砂などの値上げを通告されて、ビルの建設等の影響がモロ出ていると言うことです。セントーサIRのカジノもそれで遅れているって話でごわす。まだ、砂だったら生活にはすぐに影響はでませんが、水ですと即影響がでます。ちなみに、マレーシアから買っている水も、既に値上げの通告を受けているようで、自国で水を賄えるように下水を飲み水にできるようにするニューウオーターや海水を淡水化して飲み水にするマリーナバラージが脚光を浴びているようです。日本のように雨がたくさん降って、湯水の如く使うことができる国であれば、高いコストを払って、逆浸透膜で水をつくるなんて!!!と思われますが、ライフラインという意味からみると、とっても大切なことなんだなと改めて思います。我々の体も90%以上水ですし、食べ物が無くても21日間持つようですが、水が無ければ3日で死んでしまうとすら言われています。それにしても「トイレの使用後の水を飲む」って、検査や科学的にお墨付きがあっても、普通は難しいですよね。
将来的には、私は山に籠もりたいと思っているんですが、やはり、手始めは農業かなと思っています。ただ、ある人は「畑に500円硬貨を敷き詰めている感じ」と本人が形容していたように、スケールメリットやノウハウがないと全く採算ベースに乗らないので、素人が手を出すと大やけどをすると言った感じです。またまた、話がそれましたが、やっぱり、水ビジネス、将来的に注目されると思うんですよね。既に中東では、大手商社やプラントメーカーが淡水化プラントをいくつも運営していますが、野菜工場とかもここ最近は建設され始めたように「水」「農業」は今後、ホットな分野になりそうです。
この国は日本の逆浸透膜の日東電工、東レ、多段フラッシュのササクラエンジニアリング、三井造船、日立造船のような水関係の会社の淡水化技術をHYFLUXがパッケージにして、他の国へ輸出しているようです。この国は、いろいろな最先端の技術の実験場のようになっており、それを自分のもののようにして輸出するところがまた賢いです。
●PUBの支配下のマリーナバラージコーナー
http://www.pub.gov.sg/marina/Pages/default.aspx
●ウォーターハブ
http://www.pub.gov.sg/waterhub/Pages/default.aspx
●ハイフラックス
http://www.hyflux.com/