世界三大商人(ユダヤ、インド、華僑)と言われる華僑ですが、東南アジアでの華僑の存在感は本当にスゴイですね。本家の中国でも、鼻ホジ型(鼻くそほじり型)のビジネスモデルの棚ボタ型と言ったら良いんでしょうか、「やったもん勝ち」のスタイルのものが結構多いですね。基本は雁行型のいわゆるキャッチアップ型と呼ばれるもので、欧米や日本などの先進国のビジネスモデルをそのままパクって人件費の安さとスケールメリット(規模の利益)で一気に追いつくパターンです。基本は、品質が悪くても、安ければ、供給を上回る需要があったため、結構売れちゃったんです。そもそも国外からの供給がありませんでしたし、できたとしても関税とか色んな障壁がありますから。今の目先はよくとも、今のツケが5年、10年後に必ず歪としてでてくると思っています。 人口ボーナスから人口オーナスの時代に東南アジア地区も突入しますし。これから高度成長と思った瞬間に人口オーナスに入り、今の日本が苦しんでいる少子高齢化の問題に直面します。中国なんか、人口構成が歪みまくりで一人っ子政策などもあったお陰で、ある時期を越えると、日本なんか比べ物にならないスピードで高齢化が進みます。はい、私が何度も言っている、「全ての組織と言う組織は、ピラミッド構造じゃないと成り立たない」という法則です。見た目に安定感が悪いって言うのは、そういうことなんですよ。世の中の実際の不安定感にも繋がると。
発展途上国の品質の悪さは、赴任したことがあるヒトでしたらわかりますが、シャープの芯ですら、バキバキ折れて使い物にならず、キングファイルも、破れまくり、金具が外れまくりで目も当てられないんですよ。これが車とかの高度な工業製品だったら、もっと顕著にわかります。その点、日本人はクソ真面目に、過剰品質のものを作ってきたので、本当に壊れないんです。私も10年選手が結構いますが、1年選手以下を探すのが難しいぐらいです。衣服でも、パンツなんかでもユニクロなんですけど5年ぐらい履いているものがありますからね。鬼のパンツと言ってもいいぐらいのパンツです。それくらい品質が高いです。中学の頃は、変に、ユニクロは安い、そしてアメリカブランドはカッコいいとかいうかぶれたところがあったんですが、それも二年になったら、すぐに変わりました。だって、ヘインズのTシャツやパンツは、すぐに襟がだらーんとなって、パンツもゴムが馬鹿になるんですが、ユニクロは劣化が殆どありません。しかし、ある日突然、擦り切れた部分に亀裂が入って破れるというような本当に経年劣化の現象しか起こらないのは本当に驚きましたから。これは、フランス製でもそうです。イギリスの背広の語源になったというセビルローで買ったシャツでも、ホント駄目駄目で、やっぱり、日本製がいいなーとつくづく思います。
話がいつもの如くまた、それましたが、どんな優れた技術でも、二匹目のどじょうを狙って、それを真似する人が必ず出てきて新製品が高い利益利を誇っていても、それが収斂するというのが、「水は高きより低きに流れ」と言う言葉であり、あとは、一つのものには一つの値段しか付かないという「一物一価」に流れ着くと私は思っています。いま、グローバル化でそれが起こっているのが労働力の平準化ですね。リカードか誰かが言った理論だったと思うんですが、安い労働力が、高い労働力の国に流れて、それが均衡すると。商品についてもそれがいえ、今は、為替がその不均衡をある程度是正してくれています。ところが、この流れとは逆に、金持ちのハムスターはどんどん太っています。そうなんです、お金の流れは逆なんですね。「お金がお金を産む」、「お金がお金を稼ぐ」とでも言ったら良いんでしょうか、「金利」とは寝て、鼻くそをほじっているだけで、お金が増えるんです。スゴイですね。100億で、金利が1%だとしたら、年間1億も増えるんです。これがあ、高金利の国だったらどうでしょうか?5%だったら、5億です。 「水は高きより低きに流れ」、「金は低きより高きへ流れる」とは言いますが、本当に原則は、高いところから低いところへ、水も温度も移る訳ですが、何故かお金だけは、低いところから高いところへ流れます。お金がお金を生むというのは、ある程度の金額にならないとわからないことですが、あるところを境目に爆発的にお金が増えている人をみるとやっぱり、これなんだなーと思いますよ。宝くじなんかは、貧乏人に対する税金と言われますが、貧乏人が搾取されて、どんどん金持ちに流れているんですよね。あと金利も、低いところから高いところへ流れるんですけど、やっぱりインパクトとしては、搾取の方がとてつもなく大きいなと思います。特に発展途上国は露骨ですもん。世界三大文明の発祥の地である中東辺りは、偉大な文明を作った場所なのに結構???な人が多いですけど、上層部は本当に頭が切れる人が多いですけど、そういうことかと思いました。
それに、相続税もなかったらどうでしょうか?発展途上国は、一度金持ちになったら、なかなか没落しないと言われていますが、まさにこれがあるのといつも私が言う、愚民政策と貧民政策によって多くの人から搾取できるピラミッド構造があるからです。日本の経済は、人口の構成がまさにピラミッド構造だったので鼻ホジ型のモデルが90年代の前半まで維持されてきましたが、サル内閣になってから、それが一気に駄目になってしまいましたね。
あと、マーフィーの法則を読んでいて知ったのですが、聖書の福音書ルカ伝19章26節に「あなたがたに言うが、おおよそ持っている人には、なお与えられ、持っていない人からは、持っているものまでも取り上げられるであろう。」と言う言葉があり、「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」と言う項目があり、驚きました。自己啓発本って、表現は微妙に違いますが、基本的に言っていることって皆同じなんですよね。マーフィーの法則も、引き寄せの法則も、ナポレオンヒルも、そしてまるかんというサプリメントで有名で高額納税者でよく長者番付にでてきた斉藤ひとりにしても。みな、共通するのは潜在能力を使うっていうこと。引き寄せの法則の「ザ・シークレット」じゃないですけど、成功者はこれを知っていてか、本能的にか効果的に利用してきたってことなんですよね。世の中に腐るほど自己啓発本は出ていますが、それを活用できていない人が多いことをみるとやっぱり、多くの人は途中で投げ出しちゃうんだなと思いました。ダイエットや英会話みたいなもんですねw
【過去の関連日記】
2012年5月02日
愚民政策にしても、徐々に馬鹿にしていくというのがポイントですが、いろんな宗教を見てみると、何百年、千年、二千年という歴史をかけて、矛盾をなくしていく完成された理論というのがまたスゴイと思います。とは言っても、科学では証明 ...