日本では知的財産というのは、あまり重視されてきませんでした。しかし、10年ほど前からは、企業の姿勢も変わり、日亜化学で白色ダイオードを完成させたカリフォルニア大学へ移った中村修二さんはあまりにも有名です。
あと、私が思い出すのはキャノンの特許戦略です。インクジェッタの特許でクレームの書き方が少し違っただけで400億円も利益が変わったそうです。これはHPの書き方があまりにも限定されており、キャノンは細かいところまで書いており、インクジェットがノズルの構成まで書かれていたものとして、その特許部隊が果たした役割が取り上げられるリーディングケースです。
ちなみに、キャノンの法務部には400人ほどが在籍をしており、本当に自社開発の技術を守るために徹底的に特許戦略にこだわっているそうです。他社では、1語で済むところを、10語でより具体的に書いたり、リバースエンジニアリングで他社が真似をしても特許戦略で戦おうと言うことです。
これは、ハードを売って消耗品で儲けようと言うキャノンの戦略にもあり、安く競合がインクを出してきても自社のプリンタで使うことを認めさせないものです。本当にこういうところが、キャノンの強さなんだなと改めて感じます。ちなみに経団連の会長は以前、キャノンの御手洗さんでした。
えちごやBlog。シンガポール在住時に書き始めました。越後屋から悪代官になれる日を目指し、備忘録的に思いつきで日々の雑感を書いている越後屋ブログでありんす。腹黒満載の真っ黒くろすけなので、ある日突然、タイトルが「あくだいかん日記」になったら、そういうことだと思ってください。 かしこ
2011年12月6日火曜日
2011年12月5日月曜日
家系ラーメン 【横浜の吉村屋が発祥】
友達に教えられ、その味の濃さと戦場のような雰囲気に圧倒された記憶があります。その当時は、今のような横浜駅の東急ハンズの裏にある今の小奇麗な店ではなく、掘っ立て小屋のような汚い店でした。八景島へ行くシーサイドラインの発着駅である、JRの京浜東北線の新杉田駅、今でもしっかりと思い出します。本当に、大チャーシューをいつも頼み、にんにくをがっつり入れていた時代が懐かしいですよ。それが、今はチェーン店が腐るほどできてしまって・・・・。二郎にしてもそうですけどね。
実は、ここの大将が、サイドビジネスで裏ビデオを販売していて逮捕されたんですが、私はその古本屋にも何度も行って事があります。明大前の古本大学と同じくらい、通っていたぐらいでしたから(笑
関係ない話ですが、田中邦衛が横浜プリンスホテルの近所に住んでいて、驚いた事があります。私はてっきり、北海道に住んでいるものとばかり思っていましたが・・・・。
●家系総本山吉村家~横浜豚骨醤油ラーメンの店
http://www.iekei.com/
●家系ラーメン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%B3%BB%E3%83%A9%...
●家系ラーメンデータベース
http://www.asahi-net.or.jp/~et7t-tum/iekei0.html
実は、ここの大将が、サイドビジネスで裏ビデオを販売していて逮捕されたんですが、私はその古本屋にも何度も行って事があります。明大前の古本大学と同じくらい、通っていたぐらいでしたから(笑
関係ない話ですが、田中邦衛が横浜プリンスホテルの近所に住んでいて、驚いた事があります。私はてっきり、北海道に住んでいるものとばかり思っていましたが・・・・。
●家系総本山吉村家~横浜豚骨醤油ラーメンの店
http://www.iekei.com/
●家系ラーメン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E7%B3%BB%E3%83%A9%...
●家系ラーメンデータベース
http://www.asahi-net.or.jp/~et7t-tum/iekei0.html
2011年12月4日日曜日
あの国のあの法則
こんな法則があるんですね。
----------------------------------
《絶対法則》
第一法則 国家間から企業、個人に至るまで、韓国と組むと負ける。
第二法則 第一法則において、韓国が抜け駆けをすると韓国のみが負ける。
第三法則 第一法則において、韓国から嫌われると法則を回避できる。この時、嫌われる度合いと回避できる割合は正の相関関係にある
第四法則 第一法則において、韓国と縁を切った場合、法則を無効化出来る。
第五法則 第一法則において、一方的に商売をする場合は、法則は発動しない。
第六法則 第3・第4則において、半島と手や縁を切った場合、運気や業績その他、全ての面に置いて急激に回復、若しくは上昇傾向が期待出来る。
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《絶対法則》
第一法則 国家間から企業、個人に至るまで、韓国と組むと負ける。
第二法則 第一法則において、韓国が抜け駆けをすると韓国のみが負ける。
第三法則 第一法則において、韓国から嫌われると法則を回避できる。この時、嫌われる度合いと回避できる割合は正の相関関係にある
第四法則 第一法則において、韓国と縁を切った場合、法則を無効化出来る。
第五法則 第一法則において、一方的に商売をする場合は、法則は発動しない。
第六法則 第3・第4則において、半島と手や縁を切った場合、運気や業績その他、全ての面に置いて急激に回復、若しくは上昇傾向が期待出来る。
2011年12月3日土曜日
オバマ大統領の専用車とエアフォースワン
このオバマ大統領の専用車ですが、狙撃されるのは当然、化学兵器の攻撃にも耐えられるそうです。そのかわり、ドアなどは金庫のように分厚く、一人では開けるのが難しいぐらいとも言われています。その一挙手一投足が注目される世界で最も影響力のある人物なので、海外へ行く時も、大統領専用車は空輸されていくんですね。そして、エアーフォースワン、これは、ハリソンフォードが主演した映画で「強い大統領だなー」と思っちゃいましたが、それで有名になった大統領専用機でもありますね。日本の「政府専用機」とは違って「大統領専用機」ですから、大統領の私用でもバンバン使えるんですね。ちなみに、エアーフォースワンと言うのは、コールサインで、いわゆる背番号みたいなもので、船などにもあるのですが、固有の番号で、識別記号となっています。そして、大統領が乗ったときだけ、エアーフォースワンと名乗ることができます。ちなみに、NAVYの所属の機体に乗るときは、マリーンワンとなるようです。いやぁ、映画を見てカッコいいなと思ったんですが、あるエアフォースワンが紹介されているHPを見て、かなり読み込んでしまいました。相場の世界では世界でもっとも影響のあると言われた前FRB議長であるグリーンスパン氏が乗っている写真もあって個人的には、かなり読み応えがありました。
ホント、前にブッシュ大統領かクリントン大統領の選挙戦だった時は、開票の問題で揉めに揉めたことがありましたが、「そんなに揉めるんだったら、俺がやってもイイよ」ぐらいの感じで友達に話したのですが、まず国籍が無いことが駄目だと。。それから「あんたがなったらすぐに狙撃されて、ジ・エンドだよ」と言われちゃいました。なんだったら、管直人の代わりに私が日本の舵取りをしてもいいぐらいですが・・・・。やっぱり、管と同じように、ア管とかペテン師と言われるのが関の山かなと思っています。失言だけでなくスキャンダルで失脚という線も・・・!?
●AFPより
http://www.afpbb.com/article/politics/2558194/3685699
2011年12月2日金曜日
沸騰都市シンガポール 【NHKスペシャル】
本屋で並んでいたのでついつい買ってしまいました。Youtubeで要約を見た事があるので、大体の内容は知っていましたが、改めて、シンガポールが持っている政策のスゴサを知りました。
この国は、日本だったら絶対にありえない政策を実施しているんですよね。それは、今は無くなりましたが、学歴がない人が子供を作ると税金があからさまに高くなったんです。あと、フィリピン人などのメイドには定期的に妊娠検査をさせ、妊娠した事が判明すると強制送還、そして二度とシンガポールに入国できないと・・・・。
バイオや医薬などの最先端分野に投資をしていることを以前も書きましたが、世界中から一流の研究者のほっぺを札束で叩いてスカウトしているそうです。そして、研究費は青天井。ただ、成果を出せなければすぐにクビだと・・・・。
この国は、本当に理由がわかりやすいです。要は、金を生み出すものが全て偉いと。ですので、外国人には優秀な能力を持つ人や投資をしてくれた人に対しては、永住権を発行したりしています。その反面、外国人の建設労働者などは、トラックの荷台に満載されて高速道路を疾走するなど、信じられないです。光の当たるところが強ければ強いほど、陰が強いのだと実感しました。
この国は、日本だったら絶対にありえない政策を実施しているんですよね。それは、今は無くなりましたが、学歴がない人が子供を作ると税金があからさまに高くなったんです。あと、フィリピン人などのメイドには定期的に妊娠検査をさせ、妊娠した事が判明すると強制送還、そして二度とシンガポールに入国できないと・・・・。
バイオや医薬などの最先端分野に投資をしていることを以前も書きましたが、世界中から一流の研究者のほっぺを札束で叩いてスカウトしているそうです。そして、研究費は青天井。ただ、成果を出せなければすぐにクビだと・・・・。
この国は、本当に理由がわかりやすいです。要は、金を生み出すものが全て偉いと。ですので、外国人には優秀な能力を持つ人や投資をしてくれた人に対しては、永住権を発行したりしています。その反面、外国人の建設労働者などは、トラックの荷台に満載されて高速道路を疾走するなど、信じられないです。光の当たるところが強ければ強いほど、陰が強いのだと実感しました。
2011年12月1日木曜日
5%の男、その名もハンマー【銅市場を牛耳った商社マン:住商巨額損失事件】
住友商事の非鉄金属部長であった浜中泰男氏は、世界の銅市場の5%を動かす男として有名でした。住友グループは、ベッシと呼ばれる新居浜の住友金属鉱山の銅山がグループの一つの起源ですが、住商と言えば、銅で有名でした。LME指定倉庫には、住友の銅がたくさん眠っているとも言われており、その品質の高さは、世界中でスミトモといえば、銅と言われるほどでした。
その非鉄金属部長である浜中氏がハンマーとかミスター5%とか言われ、銅市場を牛耳っている事も驚きでしたが、取引に失敗し、2850億円も損失を出した事がもっともっと驚きでした。普通であれば、それだけ損失を出せば、普通の会社は確実に潰れます。それが、即座に損失処理をし財務内容も健全性をすぐに取り戻したところは、さすがに「浮利」を追わない住友財閥の一企業だと思いました。
一時期は、この事件に起因して商社の利益の源泉となっていたトレーディング業務を止める動きもあったようですが、コモディティビジネス部と名前を変え、今は為替や原油、株などの相場ものに向き合っているようです。
当時は、大和銀行(現在のりそな銀行)が米国債の不正取引で米国から追放された大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件があったり、デリバティブでヤクルトなどの名門企業が巨額損失を出していますが、桁がもうひとつ小さい損失になると直近でもたくさんの企業、学校法人、宗教法人が損失を出しており、金融商品の怖さを実感する瞬間でもあります。
この住商事件は、LMEで、スクーズという手法で相場のつり上げをはかり、その後、LMEが規制をして、にっちもさっちもいかない時に、住友商事側が手仕舞いをしたことによって損失が発生したものですが、問題は浜中泰男氏が書類を偽造して、無権限の取引を続け、損失を隠していたことに端を発しています。
5%って言うと、5%ルールとか、ちょっと前の消費税とかが出てくる数字なんですけど、大株主の開示で、これに触れちゃって、新興市場とかで名前が突然でちゃう個人株主なんて前にちょくちょくいましたよね。BNFのような著名投資家はちょっと話は別ですけど。それよりも、商品取引の世界で5%って言ったら、すごいボリュームです。非鉄と言っても鉄のようなベースメタルのような扱いですからその量といったら半端ないですから。日本では、銅と言えば、かつては、住友と古河でしたが、今は、国内で採算ベースに乗るところはないため、パプア(米国のフリーポート社で有名)やチリなどが産地としては有名じゃないでしょうか。
その非鉄金属部長である浜中氏がハンマーとかミスター5%とか言われ、銅市場を牛耳っている事も驚きでしたが、取引に失敗し、2850億円も損失を出した事がもっともっと驚きでした。普通であれば、それだけ損失を出せば、普通の会社は確実に潰れます。それが、即座に損失処理をし財務内容も健全性をすぐに取り戻したところは、さすがに「浮利」を追わない住友財閥の一企業だと思いました。
一時期は、この事件に起因して商社の利益の源泉となっていたトレーディング業務を止める動きもあったようですが、コモディティビジネス部と名前を変え、今は為替や原油、株などの相場ものに向き合っているようです。
当時は、大和銀行(現在のりそな銀行)が米国債の不正取引で米国から追放された大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件があったり、デリバティブでヤクルトなどの名門企業が巨額損失を出していますが、桁がもうひとつ小さい損失になると直近でもたくさんの企業、学校法人、宗教法人が損失を出しており、金融商品の怖さを実感する瞬間でもあります。
この住商事件は、LMEで、スクーズという手法で相場のつり上げをはかり、その後、LMEが規制をして、にっちもさっちもいかない時に、住友商事側が手仕舞いをしたことによって損失が発生したものですが、問題は浜中泰男氏が書類を偽造して、無権限の取引を続け、損失を隠していたことに端を発しています。
5%って言うと、5%ルールとか、ちょっと前の消費税とかが出てくる数字なんですけど、大株主の開示で、これに触れちゃって、新興市場とかで名前が突然でちゃう個人株主なんて前にちょくちょくいましたよね。BNFのような著名投資家はちょっと話は別ですけど。それよりも、商品取引の世界で5%って言ったら、すごいボリュームです。非鉄と言っても鉄のようなベースメタルのような扱いですからその量といったら半端ないですから。日本では、銅と言えば、かつては、住友と古河でしたが、今は、国内で採算ベースに乗るところはないため、パプア(米国のフリーポート社で有名)やチリなどが産地としては有名じゃないでしょうか。
2011年11月30日水曜日
ベンツが選ばれる理由は頑丈で死ぬ確率が低いこと【安全神話:安全を買う】
ホントベンツが頑丈だなと思ったのが、私の部下が腐ったベンツの560SEL(W126)に乗っていて、車がひっくり返って大破したにもかかわらず、無傷で事務所に出勤してきたことがあったからです。
というか、はじめは全く会話がかみ合わなかったんですよね。「いま、事故をやったから病院に行きたい」といきなり出勤早々言われてもピーんと来なくて、「いやいや、何でピンピンして出勤してきてるんだ?」みたいなやり取りがしばらく続いて、ようやく彼がついさっき事故をやって、そのままその足で会社まで来ていたことが判明して、話がやっと理解できました。ホントに丈夫・頑丈と言うのを地でいっている「最善か無か」の時代のベンツの設計思想を実感しましたよ。
事故現場を見に行ったら、ホントどうやったらこんなに見事に車がひっくり返るんだというくらいひっくり返っていて、無傷でいたのが信じられないぐらいでした。
発展途上国に行くと、金持ちと権力者、マフィア、独裁者は必ずベンツに乗っているんですよね。理由は、他の車に比べて交通事故で死ぬ確率が低いからだと。この事件を見て、今まではそんなにベンツ神話を信じていなかったんですが、今ではそれがしっかりと理解できます。実際、ジム・ロジャースが世界一周でベンツを選んだのも丈夫なこともありますが、世界中でメンテナンス網があるからだということです。はじめはトヨタのランドクルーザーでと考えていたようです。金持ちの多くが、なぜベンツ(敢えて、メルセデスという人も居ますが一般的にはベンツです)に乗っているのか?とは、そういうことなんですよ。安全の対価にお金を払っていると。パリで、ダイアナ妃が亡くなられましたが、200キロ近くのスピードでもあれだけボディがしっかりとしていて、生存者が居たんですから、驚きですよ。こんなところでベンツの神話って作られていくんだろうな。
私が前に居た会社は、結構早くから海外に進出をしていて、中東地区でもわりと大きな仕事をしていたんですけど、砂漠の中を走るのに、アメ車だとボディがすぐに駄目になるということで、その頃からベンツを使っていたんです。今は、さすがに対顧客のことなどもありますから、ベンツということはありません。
本当にこういう車の安心感は、自分が悪くなくとも相手が突っ込んできた時に死に直結する確率が低いということがあるんですよね。そいういうこともあり、私も自分で車を買う時は、安全を買うということが第一で、頑丈な車に乗っていました。日本は今はDQNな運転をする人は相当減りましたから今は、ある程度安心できますが、万が一のことがありますからね。
日本はNHKスペシャルで「第二次交通戦争への処方箋-死者半減・西ドイツはこうして成功した!」と、1990年4月に「 第二次交通戦争の構造 死者急増・なぜ日本で死者が減らないか?」が放映されたことに端を発し、車業界が変わりました。それから、米国で同形式車が発売されているにも関わらず、日本ではサイドインパクトビームが装着されていなかったものが米国と同等水準になり、安全にコストをかけるようになったと言われています。
ボルボも頑丈なことで有名ですが、日経新聞などの全面広告でこの写真をご覧になった方も多いんじゃないかと。それからベンツの頑丈さは、阪神大震災の時に、他の車がペシャンこになっているにも関わらずベンツのSLというオープンカーがAピラーだけで倒壊するマンションを支えていたことも私の記憶にあります。本当に安全はお金で買うもんなんだなと改めて思ったことがあります。
ベンツ(Sクラス)で120mの崖から転落して全員無事というニュースもありましたが、本当にベンツは頑丈です。軽自動車とぶつかって相手が全損でも、ベンツはかすり傷という話はちょくちょく聞きますし、やっぱり、政情不安な国や発展途上国、特にアフリカや東南アジア、南米なんかそうでしょうが、マフィアや悪いことをやっている人、それから君主や事業家は前記で述べていますがもれなくベンツです。
というか、はじめは全く会話がかみ合わなかったんですよね。「いま、事故をやったから病院に行きたい」といきなり出勤早々言われてもピーんと来なくて、「いやいや、何でピンピンして出勤してきてるんだ?」みたいなやり取りがしばらく続いて、ようやく彼がついさっき事故をやって、そのままその足で会社まで来ていたことが判明して、話がやっと理解できました。ホントに丈夫・頑丈と言うのを地でいっている「最善か無か」の時代のベンツの設計思想を実感しましたよ。
事故現場を見に行ったら、ホントどうやったらこんなに見事に車がひっくり返るんだというくらいひっくり返っていて、無傷でいたのが信じられないぐらいでした。
発展途上国に行くと、金持ちと権力者、マフィア、独裁者は必ずベンツに乗っているんですよね。理由は、他の車に比べて交通事故で死ぬ確率が低いからだと。この事件を見て、今まではそんなにベンツ神話を信じていなかったんですが、今ではそれがしっかりと理解できます。実際、ジム・ロジャースが世界一周でベンツを選んだのも丈夫なこともありますが、世界中でメンテナンス網があるからだということです。はじめはトヨタのランドクルーザーでと考えていたようです。金持ちの多くが、なぜベンツ(敢えて、メルセデスという人も居ますが一般的にはベンツです)に乗っているのか?とは、そういうことなんですよ。安全の対価にお金を払っていると。パリで、ダイアナ妃が亡くなられましたが、200キロ近くのスピードでもあれだけボディがしっかりとしていて、生存者が居たんですから、驚きですよ。こんなところでベンツの神話って作られていくんだろうな。
私が前に居た会社は、結構早くから海外に進出をしていて、中東地区でもわりと大きな仕事をしていたんですけど、砂漠の中を走るのに、アメ車だとボディがすぐに駄目になるということで、その頃からベンツを使っていたんです。今は、さすがに対顧客のことなどもありますから、ベンツということはありません。
本当にこういう車の安心感は、自分が悪くなくとも相手が突っ込んできた時に死に直結する確率が低いということがあるんですよね。そいういうこともあり、私も自分で車を買う時は、安全を買うということが第一で、頑丈な車に乗っていました。日本は今はDQNな運転をする人は相当減りましたから今は、ある程度安心できますが、万が一のことがありますからね。
日本はNHKスペシャルで「第二次交通戦争への処方箋-死者半減・西ドイツはこうして成功した!」と、1990年4月に「 第二次交通戦争の構造 死者急増・なぜ日本で死者が減らないか?」が放映されたことに端を発し、車業界が変わりました。それから、米国で同形式車が発売されているにも関わらず、日本ではサイドインパクトビームが装着されていなかったものが米国と同等水準になり、安全にコストをかけるようになったと言われています。
ボルボも頑丈なことで有名ですが、日経新聞などの全面広告でこの写真をご覧になった方も多いんじゃないかと。それからベンツの頑丈さは、阪神大震災の時に、他の車がペシャンこになっているにも関わらずベンツのSLというオープンカーがAピラーだけで倒壊するマンションを支えていたことも私の記憶にあります。本当に安全はお金で買うもんなんだなと改めて思ったことがあります。
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