2020年7月2日木曜日

香港が習近平によって息の根を止められた、代わりはシンガポールか?【華僑の貯金箱】

安全を理由に香港の主権が実質的に中国に取って代わられましたが、施行初日から逮捕者が三桁も出ているくらいですから、昨年から続いている香港でのデモは、完全にこれを予想していたということです。本当に習近平の野心は怖いなと思うと同時に、コロナ渦で世の中が大変なことになっているにも関わらず、すごいなと思います。

一方で、香港での金融機能やアジアの統括機能は、シンガポールに移管されると見て良いでしょう。実際に、非居住者のお金は既にシンガポールに半分くらいは移されたみたいです。華僑の貯金箱とも揶揄されるシンガポール、これから勢いづくでしょう。

一方で中国、今のままの拡大路線では躓くのは明白で、国内で押さえつけられてきた人民の不平や不満も凄いことでしょうし、旅行で海外へ行った人たちが外から見る中国というのはあまりにもおかしいので、凋落するのも早いと思っています。

それにしても、ソ連が崩壊し、ベルリンの壁が無くなってから30年間、アメリカが超大国として君臨をしてきましたが、その間に安いモノを供給する拠点として中国に投資をしてしまったものですから、それが失敗だったと思います。凄まじい勢いで高度経済成長を遂げて、今では怖いものなんて、トランプくらいでしょう。

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