2017年2月12日日曜日

自前で地上げをする森ビルと住友不動産

Wikipediaによると自前で地上げをする数少ない大手として森ビルと住友不動産が挙げられていますが、森ビルは、六本木ヒルズなどのヒルズシリーズで有名になりましたが、港区でナンバービルを見れば一発で解るように、新橋や虎ノ門の大家さんとして有名です。1950年台の戦後、たった一棟のビルから始まったデベロパートしてのスタートは、2000年以降の数々の超高層ビルの建設などが信じられないほどのスタートでした。

一方で住友不動産は、関西の財閥系のデベロッパーであり、歴史は400年ほどあります。もともと近畿地方で強かったというイメージが有るのですが、今では東京でのオフィス供給量では三菱地所や三井不動産を差し置いてナンバーワン(調べていないので間違っていたらスミマセン)らしいです。個人的には、住友グループは、住友銀行のイメージがとても強く、仕事はできるが強引というイメージが強く、週刊ダイアモンドでもいつもその手のランキングの上位を独占しているイメージがありました。

実際に、バブルの契機となった秋葉原の再開発や新宿副都心の淀橋浄水場の再開発などでは極めて重要な役割を果たしたということですし・・・・。

「地上げ」と言う言葉は、極めてイメージが悪いですけど、良い言い方をすれば土地の仕入れです。でも、再開発などであるまとまった土地が必要なところで、たった一軒だけ、反対をしている人がいたらどうでしょうか?銀行からお金を借りていたら、プロジェクトが動かなければ、金利だけでもスゴイことになります。

そこで、デベロッパーの方々や土地の仕入れ会社(地上げ屋)が活躍するわけですが、極めて利ざやが大きいため、反社会勢力が跋扈する環境があるのも事実です。2008年の不動産プチバブルの崩壊、そしてホリエモン逮捕事件に端を発する新興企業の株価下落などは、本当にすべてが最悪の悪いタイミングで起こりました。

それにしても、森ビルは、当初は豊富な資金力とまでは言えなかった資本力で、六本木ヒルズも20年近く再開発に時間をかけたというのはすげーなと思いましたよ。


●不動産屋ユキオの寝言
http://ameblo.jp/yukio0966/entry-11739385142.html

六本木ヒルズ 最後まで頑なだった「反対の会」説得の経緯
http://www.news-postseven.com/archives/20120404_99197.html

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