シャープが30年前にPDA端末、いわゆるスマホの前身であるものを作っていたのに、それが世に受け入れられず、そして会社が外資に買収されてしまったこと、そしてその外資(鴻海精密)がアップルから請負っているIphoneの最大の製造者であることは皮肉でもあります。歴史にたらればはありませんが、シャープが20世紀にスマホを世に出していたら、時代は変わっていただろうなと思います。ちなみに、その下はパイオニアが東京デジタルホン向けに出していたタッチパネルの液晶ディスプレイですが、1997年に出していたんですよ!!!なんだかなーと思います。
これって、マーケティングが下手なのか、それとも営業力がないのか、そもそも他に問題があるのかわかりませんが、今のIphoneに匹敵するものが作れる技術の基礎はあったということだと思います。特に、ザウルスなんか、とても完成度が高かったですもん。だから、Iphoneが出たときも、既にザウルスがあったので、はぁ??と言う感じでしたが、結果はIphoneの一人勝ち。そしてシャープは死亡です。
電子マネーにしても、1999年に世に出ており、FELICAの技術を応用したSUICAも21世紀になってすぐに世に出ました。このFELICAの技術は素晴らしく、暗号技術もそうなのですが、決済や改札での滞留をなくすことにより省力化が図れることにありました。それは、香港やシンガポールの地下鉄でもソニーのシステムが採用されていることからも解るようにメリットばかりが目立ったわけです。だって導入しなければ、切符切りの人件費、そして自動改札だったとしても、磁気式のきっぷであれば機械的な部分が多いため、故障が多いし処理速度も遅いと。
これが基本的にはビットコインのような電子通貨に紐づくと思っていたんですよね。ただ、いろんな法律のことなどがあってか、独自マネーは生まれず、リンクしたのはポイントカードやマイレージの交換でした。ここで、ビットコインに対抗するものが生まれる素地はあったんですけどね。
なんだか、こういう技術を見ていると残念だという気持ちしかわかないんです。
おっと調べていて衝撃的なことがわかりました。もともとアップルのPDA端末は、シャープと共同で作ったものだったということが分かりました。いやいや・・・・・。言葉を失いました。
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