2017年1月16日月曜日

東芝を解体して日立製作所と三菱重工と一緒にした方がいいでしょ【原子力の粉飾は実際、桁が違う】

本当に国が主導で、東芝を解体したほうがいいと思います。世界を見渡しても、日本くらいの経済規模で、あんなにたくさん電機メーカーがある国はありません。それに東芝が無くなったところで、困る人は当の社員しか居ないわけで、ルネサスとかジャパンディスプレイのように、大手電機から不良資産を外して寄せ集めたと揶揄される会社のようなことはできるはずです。寄らば大樹の陰と思って、巨大企業に入ったはいいですけど、不採算事業、そして社内調整ばかりをしていた事務屋とかは、大変だと思いますが、特殊な技術を持っている人は引く手あまただと思います。

正直、自動車メーカーにしても、銀行にしても、証券会社、電機メーカー等、全ての業界で会社が多かったわけです。そこで過当競争があったから品質が上がったと言われていますが。今の経済が成熟しているなかでは、そんなにたくさんあっても生き残って行くことができません。

一言で言えば、5400億円のウェスチングハウスの買収が大失敗だったってことですね。結局原因は、東電が解体されているのと同じ、「フクシマ」なんですけど、そういうこともリスクとして頭にいれておかなきゃです。まぁ、フクシマの事故の時、東芝なんかは、311の直後に、誰もが原発事業は駄目だと言っていたわけですし、ウェスチングハウスの問題がでかすぎたんですよね。CB&Iからゴミを買わされたこともそれに追い打ちをかけましあた。本当に証券業界を中心に、誰もが言ってはいけない。見ても気づかないふりをしなければならないという雰囲気がありましたね。本気で処理をしたら、簡単に債務超過になりますよ。取引先とか日本経済への影響力がでかすぎるとか、日本を代表する大企業だからという理由でお目こぼしをされていますが、皆んな優しいからということと、巨大企業だから敵に回したくないとか、裏工作があったとかいろんな理由で、皆んなが目をつむっていただけです。中小企業で、歯を食いしばって頑張っている人たち、また非正規雇用で爪の先に火を灯している人たちに比べたら、大企業ってだけでむちゃくちゃ優遇されていたわけですからね。役員は本当にA級戦犯で、その報酬に見合った賠償をすべきでしょう。山一證券の泣きじゃくった社長じゃないですけど、従業員が悪いわけじゃなくて、舵取りをしている経営陣が悪いわけですからね。会社の金で飲み食いして、ゴルフして、その立場によって得られる利益でやりたい放題のことをやってきたわけですから。

そろそろ、真剣に国主導で業界の再編を真剣にしないといけないと思います。三菱なんかも造船やMRJ等の航空関係で問題をたくさん抱えていますからね。IHIや日立造船なんかで進んだ造船の再編が、電機の再編へ繋がるのも遠くないと思いますよ。電機は聖域と思われていますが、日本の優秀な電気製品の需要は今ではそこまで大きくないんです。

シャープやサンヨーが消えてなくなったのがわからないのでしょうか。

天才経営者の日本電産の永守重信氏のような人が社内にいればよいのでしょうが、基本的にはサラリーマンしかいませんからね。くどいようですが、永守氏は、自分のお金を突っ込んで、筆頭株主になる。本当に見習ってもらいたいですよ。オーナーとサラリーマンの違いは本当にこういうところにあると思います。

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