最近ヤマト運輸の配達の車の中をみると、アマゾンのロゴが書かれた箱が半分以上のこともザラなんですよ。それに10代の若い人も、60歳以上の年配の方も、今は普通のインフラと同じようにアマゾンを使っている。これって、外資がここまでシェアを伸ばしたケースって、パソコンのOSのマイクロソフトウィンドウズやビジネスソフトのワードぐらいかなって思うんですよ。正直、日本市場って、日本の会社が圧倒的に強くて、関税などの障壁や非関税障壁(日本語などの言葉の問題や慣習)などがあって、なかなか市場で認知されシェアを拡大することはできなかったのですが、マイクロソフトはそれに成功しましたよね。IT界では、そのようなものが多くて、グーグルなんかも同じように捉えて良いかと思います。
小売では、ウォルマートやカルフールが日本に上陸しましたが、全く日本の小売に歯が立たず、撤退をしていますよね。そんなこともあり、日本市場では、アマゾンが優位になるのは、難しいと言う意見が多かったんですよね。でも、今は、アマゾンの一人勝ちです。楽天は、正直周りで使っている人も殆ど聞かず、聞いたとしても「DMがクソ」とか「HPを見ているとイラつく」という話ばかりなんですよ。この辺の話は、ネットにいくらでも転がっているので、それをフィードバックして、改善をすればアマゾンに比肩する存在になったんでしょうが、今はアマゾンに完敗です。3C(Company, Competitor, Customer) や4P(Product, Price, Place, Promotion)というマーケティングの基本があるんですけど、正直、三木谷さんはハーバードのMBAを持っていて、優秀な部下を抱えているわけですから、このへんはわかっていたと思うんですけどね。なぜ、変えられなかったのかなと思うことがあります。
過去に何度も言っていますが、アマゾンは本が発祥の会社で、金太郎飴方式で他の分野に拡大していきました。そして物販だけでなく、サービス関係にも踏み出していきました。これは、骨格となるECの土台に汎用性があったからです。正直、もっともっと伸びるでしょうね。それにアマゾンは飽くなき、サービスの拡大に投資を積極的にしており、楽天がこれに追いつくことは200%ないでしょう。
アマゾンは、物流倉庫をいたるところに作って、自分のリスクで商売をやっています。一方楽天はどうでしょうか?基本は、ショバ代ビジネスです。ブローカレッジを取るビジネスというのは確かにリスクは少ないですけど、物流って、オセロゲームのようなところがあって、規模の利益がないとダメダメなんですよね。
2012年12月16日 ... Eブック市場でも台頭するアマゾン、そのスケールメリットを生かして、しかもテールの 法則を生かすだけでなく、本で培ったノウハウを他の分野でも遺憾なく発揮しています。 聞くところによると、アマゾンは仕入れ価格を下回る価格で販売すること ...
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2015年5月28日 ... ネットがもたらす流通業の大量閉店時代【アマゾンの躍進は続き、店舗型はどんどん 潰れる】. ヤマダ電機の大量閉店やマクドナルドのリストラは、人口減社会がすさまじい 勢いで到来することを象徴しています。ロードサイドに量販店ができたの ...
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