ARMの買収の時の発言で、永守会長が「社外取締役を務めているので、私もARM買収の議論の場にいた。孫さん(孫正義ソフトバンク社長)は30年~50年先を見て、3兆3000億円も出してARMを買収した。ただ、技術革新のスピードは速いので、私にそんな勇気はない。私なら3300億円でも買わないでしょうね」と答えたようですが、この言葉がそれを如実に表しています。また、「われわれは50社近く買収してきて1社も失敗していない。」と述べていますが、永守氏は、高値づかみだけは絶対にしません。本当に徳川家康のようなどれだけでも待つという経営者なのだなと思いましたよ。
あと、ちょっと気になったのが出光と昭和シェルの合併、創業家が怒って、昭和シェルの株を40万株買って、合併を阻止しようとしているようですが、創業家の気持ちはよくわかります。だって、自分たちが作ってきた会社ですからね。それを外資とくっついて、その良き文化が無くなってしまうというのは耐え切れんでしょう。岡山の林原ではないですけど、は「会社を潰すなら自分の手で」というのも良くわかります。
やっぱり、民族系の石油会社としてずっとやってきて、「海賊と呼ばれた男」がその原点としてあり、日章丸事件などがあるので、やっぱり外資とくっつくのは許せんのでしょう。ここは、本当に見ものだと思います。
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