ピークオイル説が叫ばれてから、原油価格は物凄い勢いで急騰しましたが、直近の原油価格の暴落は驚くほどです。基本的に商品先物の世界は、株式市場とは違い、市場規模が小さいため、投機資金によって簡単に動いてしまうものですが、ここまで急落するとは思いませんでた。
元売りの再編が叫ばれており、出光が昭和シェルを買収すると言われていますが、再編は不可避だと思っています。あとは、日揮や千代田化工、東洋エンジニアリングのような、直近で我が世の春を謳歌してきた業界は、過去、リストラを何度もしてきたように、すさまじいリストラがあると思います。株価が思いっきり下がっていることが、それを示しているような気がします。
シェルガス革命が需給を変えたといいますが、それ以前に思ったより需要が少なかったのではないかと言われており、供給も一気に増えてしまったということがあるのではないかと思っています。精製設備は世界的に過剰になっており、今後、大変なことになると思っています。また、価格の急騰が数年後に起こると思いますが、しばらくは調整だと思います。
世界情勢をみるといろいろなことが起こっており、しばらくは目が離せないですね。金融市場のクラッシュも再度起きそうな気配もありますし。
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