2015年が始まりましたが、主に技術革新によって、世の中が大きく変わったことを改めて実感できたような気がします。技術革新とは、インターネット技術やスマホに代表されるIT技術がもっとも顕著ですが、IT革命、いわゆる情報革命が世の中に与えた変化は極めて大きなものだと思っています。世界に瞬時に情報が発信できるようになり、更には瞬時に世界の情報を獲得できるようになり、そのすそ野が底辺層まで遍く広がったことを明らかに実感できたのは、ここ2年でしょう。スマホの情報端末を皆が手に持ち、電車のなかでは、7割ぐらいがスマホをいじっているような印象を受けます。それぐらい、一般にIT技術が広まったと思っています。
21世紀初頭は、インターネットの利用者は、一割程度であったと思いますが、今は、8割程度になっていると思います。これには、操作が煩雑なパソコンではなく、携帯電話やスマホの普及が後押しした背景があり、コンテンツの充実、ネットゲームなどのインフラが整ったことがあるのでしょう。ADSLから光ファイバーにブロードバンドの中心は移り、情報インフラは確実に整備され、既存のインフラを駆逐する勢いすらあります。
一方で、再生医療などの技術や人工知能などの科学技術の進歩も見逃してはいけません。車も自動運転の技術がほぼ確立されたこと、さらにはグーグルなどのインターネット企業が人工知能などの礎を築いたことなどから、世の中は大きく変わると思います。それに伴い、既存の仕事はなくなることが容易に予想されます。いわゆる、単純労働は付加価値が高いもの以外はロボットに置き換えられたり、自動処理がなされるでしょう。サービス業も多くがロボットに置き換えられ、よほど付加価値が高いものやクリエイティブなものが要求されるもの以外は駆逐されるでしょう。
機械職、電気職などロボットのメンテナンスで必要なもの以外は、今までの概念が通用しないものになると思います。それぐらい世の中は大きく変わっていると思います。今年は、地政学の面からロシアの動きから目が離せないと同時に、中国の動静が気になるところではあります。
短い文章ですが、技術革新によって変革を余儀なくされる世の中、身の回りでも変化はいろいろな面で出ています。テレビなどもそうかもしれませんが、車も日本では環境が大きく変わりました。ガソリンが安くなってもこれは変わらないと思います。
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