2012年1月14日土曜日

世界戦略車カムリとトヨタ車の凋落

東南アジア地区でアッパーミドルクラスの定番として腐るほど見かけるのがカムリ。日本ですと、カローラのちょっと上くらいのイメージしかないんですが、東南アジア地区だけでなく、北米でもトヨタの世界戦略車としてかなり人気があるんです。それよりも驚いたのは、日本仕様とは全くデザインが違うこと。ホント全くの別の車に見えますよ。昔の、マークⅡ、クレスタそしてチェーサーのようなプラットフォームは共通で、外見が違うっていうような感じです。まぁ、カムリはFFで、日本のマーケティング的に、マークXやクラウンクラスとかち合う訳で、立派なデザインにして、売れてもらっては困るので、日本仕様とは大きく違うのかもですね。それにしても東南アジア地区のカムリはカッコよくて、乗り心地がいいです。

実際、中は相当広く、ちょっと前のセルシオよりも広いと感じたくらいです。気持ち的にはレクサスのLSにはかなわないけど、GSには十分かなうレベルじゃないかなと思いました。最終型のセルシオよりも室内は広く、しかもインテリアも豪華な感じがしました。まぁ、メーターはセルシオの方が全然いい訳ですが・・・。
東南アジア仕様のカムリ(Camry)は、タイで作られていて、たしかフォーチュナー(Fortuner)やヴィオス(Vios)、カローラ・アルティス(Corolla Altis)やアクシオ(Axio)も私の知る限り、タイで作られています。この5車種は、東南アジアじゃ結構見て、マレーシアやベトナム、フィリピン、インドネシアでもバンバン走っています。さーて、カムリなんですけど前席も相当快適ですけど、後席もかなり快適なんです。FFということもあって、足元がむちゃくちゃ広いんですよね。ホント、日本仕様とは全く外見が異なって、日本仕様もこんな感じにしたら売れるんじゃないかと思いましたけど、やっぱり日本じゃ高級車はFRという意識があって、マーケティング的に駄目らしいです。

それよりも、私が7年前にシンガポールにいた時は、韓国車なんて殆どいなかったんですが、今は、タクシーは韓国車だらけなんです。最大手のタクシー会社が入札で、ヒュンダイを選んだようで、どんどん増殖しているんです。

ちなみに三つ目の写真の左がクラウンコンフォート、右がヒュンダイのソナタです。韓国車は駄目駄目なイメージがあったんですが、これが意外や意外、結構いけるんですよね。でも、やっぱり、自分では乗りたくないですけどw

ホント、超円高で大変ですけど、日本の基幹産業な訳ですから、がんばってもらいたいもんです。ちなみにトヨタは、タイ、マレーシア、インドネシアに工場がそれぞれあってマレーシアのシャアラム工場では、セダンのビオスSUVのフォーチュナー、ピックアップトラックのハイラックス、ミニバンのイノーバ、ワンボックス車のハイエースを生産しており、日野とダイハツのトラックも作っていると言うことです。OEMで外見は全く同じなんですがエンブレムが違うダイハツ工業が出資するプロドゥアの工場でミニバンのアバンザを作っています。ちなみに、セダンのアルティスはタイ、SUVのラッシュはインドネシアから輸入しているよーです。




●現代自動車、星タクシー最大手に3000台納入
(2010年3月11日)
 http://auto-affairs.com/news/1003/100311-3.html


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