2011年1月10日月曜日

マイレージの会計処理 【マイルは負債か??】

以前、JALの法的整理を巡って、マイルが保護されることが強調されていました。私も以前、CXを使ったりしたときにマイルを貯めていましたが、やっぱスタアラにはかないません。

これは、会計処理上、負債という位置づけだと思うんですが、どうなんでしょうか?販売促進費として、費用で計上されて、その相手方は、負債かなと思うんですが・・・。で、調べてみたらやっぱり、負債でした。前は、引き当てとかそういう概念がなかったみたいで、税務当局の指導等で、会計処理をしだしたらしいです。


■マイレージプログラムのポイント
1)顧客の囲い込み
 もともとは、スタンプカードに起源があるということです。
 ポイントを付与することによって、顧客を囲い込む目的があるということです。

2)マーケティング(情報の分析による効果的な戦略)
 スターアライアンスゴールドは何万マイルいるが
 それを獲得するためには、どれぐらい出費がかかるか、
 そして、ライバルからどれくらい奪うことが出来るかということが
 マーケティングによって導かれているということです。
 パレート改善の話で「80:20の法則」の話がありますが、
 80%の売り上げは、20%の人からもたらされています。
 そこで、属性等を分析し、その20%に照準を絞るということらしいです。
3)値引き、景品としての扱い
 販売時点での値引きとしての扱いなのか、
 それともポイントをためたことによって、引き換えができる
 景品としての扱いなのかというところが難しいところですね。


そんなわけで、以前は、簿外で処理していたものが 急に、会計処理をきちんとして、費用に対応する項目として 「未払い○○」とか言う負債が出来てしまったという話を結構聞きます。


●税務大学校のHP


 http://www.nta.go.jp/ntc/kenkyu/ronsou/58/01/hajimeni.htm

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