以前、JALの法的整理を巡って、マイルが保護されることが強調されていました。私も以前、CXを使ったりしたときにマイルを貯めていましたが、やっぱスタアラにはかないません。
これは、会計処理上、負債という位置づけだと思うんですが、どうなんでしょうか?販売促進費として、費用で計上されて、その相手方は、負債かなと思うんですが・・・。で、調べてみたらやっぱり、負債でした。前は、引き当てとかそういう概念がなかったみたいで、税務当局の指導等で、会計処理をしだしたらしいです。
■マイレージプログラムのポイント
1)顧客の囲い込み
もともとは、スタンプカードに起源があるということです。
ポイントを付与することによって、顧客を囲い込む目的があるということです。
2)マーケティング(情報の分析による効果的な戦略)
スターアライアンスゴールドは何万マイルいるが
それを獲得するためには、どれぐらい出費がかかるか、
そして、ライバルからどれくらい奪うことが出来るかということが
マーケティングによって導かれているということです。
パレート改善の話で「80:20の法則」の話がありますが、
80%の売り上げは、20%の人からもたらされています。
そこで、属性等を分析し、その20%に照準を絞るということらしいです。
3)値引き、景品としての扱い
販売時点での値引きとしての扱いなのか、
それともポイントをためたことによって、引き換えができる
景品としての扱いなのかというところが難しいところですね。
そんなわけで、以前は、簿外で処理していたものが 急に、会計処理をきちんとして、費用に対応する項目として 「未払い○○」とか言う負債が出来てしまったという話を結構聞きます。
●税務大学校のHP
http://www.nta.go.jp/ntc/kenkyu/ronsou/58/01/hajimeni.htm